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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

性能や製造過程の問題を
試作品を用いて解消する

 

曲面加工とアフターフォローが強み

 
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山本 先ほど、クライアントからのデータに基づいて忠実に形にするとおっしゃっていましたね。それには高度な製造・加工技術が求められるのではないですか?
 
米盛 おっしゃるとおりです。曲面の多い自動車のランプは特に高度な技術を求められますね。でも、私たちはむしろ、機械ではできないような曲面の製造・加工に自信があります。直線だけで構成された箱物よりも得意なくらいです(笑)。
 
山本 一般的に難しいとされることに自信があるなんて、かっこいいな! でも、どうして曲面の製造・加工が得意なんでしょう。
 
米盛 機械化が進む前まではすべて手作業で行っていたからです。40年という会社の歴史で培われてきた職人としてのノウハウが、今も弊社には息づいているんですよ。
 
山本 聞いていて胸が熱くなってきます。職人、あるいはプロとしての誇りを強くお持ちなんだ。そこを頼りとするクライアントも多いでしょうね。
 
米盛 私たちも、お客様のご要望には常に全力で応える所存です。お客様からのご要望を確実に拾うことはもちろん、試作品として完成させた後も、そこで仕事を終えた気持ちにはなりません。
 
山本 アフターフォローも全身全霊で、ということですか?
 
米盛 そのとおり。そもそも試作品は、試しにつくってみた品です。「ここはこうしたほうがいいな」という意見も出てきます。また、私たちも実際に製造してみて、「この工程はこうしたほうがより効率的では?」という気付きを得ることも多いんですよ。そういった改善点も、試作品を囲んでの検討会議でお伝えし、製品の完成度を高めるんです。
 
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山本 依頼された試作品をつくることだけが、東京リッチ産業さんの目的ではないんだ。製品を完成させるための一員という自覚を持って、仕事にのぞまれているんですね。そこも、高い技術力と並ぶ、東京リッチ産業さんの強みだと思います。
 
米盛 試行錯誤の繰り返しになりますから、納期が重なったりすると、作業が深夜や週末にまでおよぶこともあります。その苦労を一緒に乗り越えてくれる従業員のおかげで、弊社は成り立っていると思います。経営者として彼らの努力に報いるために、待遇や仕事環境の整備などにも注力しているんですよ。
 
山本 経営者と従業員がお互いのためを思って活動する。その良い関係性が、しっかりと築かれているんですね。