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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝統の技術を新世代へ帯や和装の縫製・加工
株式会社吉田/株式会社メモリヤン 代表取締役社長 吉田直記

 
プロフィール 京都府出身。学業修了後は個人事業主として建設業に携わる。その後、父からの誘いを受け家業である(株)吉田に入社し、2015年に同社の代表取締役社長に就任。同じく父が興したグループ会社の(株)メモリヤンと共に、京都西陣織の織物メーカーから依頼を受け、帯や小物の縫製・加工を行う。また現在は、縫製の技術を活かした新たな商品の製造にも力を入れている。【ホームページ
 
 
 
西陣織の本場である京都府京都市にある株式会社吉田。父が創業した同社を受け継いだのは、代表取締役社長の吉田直記氏だ。同じく父が興したグループ企業の株式会社メモリヤンと共同し、織物メーカーからの依頼を受けて帯の縫製や加工を行っている。年々需要が減っているという和装業界の中で、織物メーカーと共に新たな需要を呼び込もうと挑戦を続けている吉田社長に、その取り組みや今後の目標についてうかがった。
 
 
 

西陣織のメッカ・京都で帯の縫製を行う

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 京都府京都市で帯の縫製や加工などを行う株式会社吉田さん。吉田社長のご実家は代々このお仕事をなさっているんですか?
 
吉田 いえ、私で2代目なんですよ。弊社は父が1971年に創業し、当初は織物の刺繍を手がけていました。この界隈は西陣織のメッカなので、織物メーカーさんに営業していたときに「帯の縫製もやってみないか」と勧められたことがきっかけで、現在の事業になったんです。
 
狩野 なるほど。お父様が立ち上げた会社なんですね。吉田社長は社会人になってすぐに入社なさったんですか?
 
吉田 最初は個人事業主として建設業をしていました。今から10年ほど前の2008年頃に父から「俺ももう良い年だから後を継いでくれ」と誘われて入社したんです。それからさまざまな経験を積み、2015年に代表取締役に就任しました。
 
狩野 そういえば、こちらの建物には御社のほかに株式会社メモリヤンという会社もあるとお聞きしました。これはどのような会社なんでしょう?
 
吉田 メモリヤンは、弊社を創業して10年ほど経ってから父が興したグループ会社で、現在は私の叔父が代表を務めています。手がけている事業も共同で行っているんです。弊社は主に地元である京都の織物メーカーさんとお取り引きさせていただいています。メモリヤンのお取引先は、全国各地の小売店さんや問屋さんが多いんですよ。