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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

出張撮影とイクメン推進社会に必要な事業を創出
株式会社小鳥遊 代表取締役 土居恭平

 
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インタビュアー 矢部みほ(タレント)
矢部 新生児の出張撮影「コトリ」と、イクメン・イクボス推進事業「SWAN(スワン)」を展開している株式会社小鳥遊さん。社名は「たかなし」と読むんですね。
 
土居 小鳥が遊んでいる、つまり天敵の鷹がいないという意味なんですよ。天敵がいない企業にしていきたいと思って名付けました。
 
矢部 なるほど、「コトリ」も社名にちなんでいるんですね。では、その事業内容について詳しく教えてください。
 
土居 「コトリ」はご自宅を訪問してニューボーンフォトという新生児の写真を撮影するサービスです。生後3週間くらいまでの赤ちゃんの写真を撮り、形にして残すお手伝いをしています。
 
矢部 訪問して撮影とは新しいですね。確かに産後のママは忙しいのでなかなかフォトスタジオまで行くのは難しそう。自宅に来てもらえるならありがたいでしょうね。
 
土居 生まれたての姿を残せるのは、将来お子さんにもご家族にも貴重な思い出として残ります。弊社の場合は、女性カメラマンがお宅にうかがい、赤ちゃんのいる狭いスペースに撮影セットをつくるんですよ。もちろん小道具も持参します。
 
矢部 素敵ですね! カメラマンは女性なんですね?
 
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土居 はい。やはりご自宅を訪問することを考えると女性のほうが印象が柔らかいですから。遠くに住むおじいちゃん、おばあちゃんにアルバムをつくって送るという方も多く、喜んでいただいています。料金も3タイプご用意しており、選びやすいと評判ですよ。
 
矢部 予算に合わせて選べるのはいいですね。そして、もう1つの事業「SWAN」は、イクメン・イクボス推進サービスとのこと。具体的にはどのような内容なのでしょう。
 
土居 実は起業前に勤めていた会社での経験から生まれたサービスでして。妻が妊娠し、いろいろサポートしたくて、遅い出勤や早退を申し出たものの、受け入れてもらえなかったことや、会社としては育休などを推進しているのに現場のトップにまったく理解がないことを、身をもって体験したんです。実際に厚生労働省の調査でも男性の育休取得率はたった3.16%なんですよ。