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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

不動産に込められた
ドラマを顧客に伝える

 

軽井沢の別荘「睡鳩荘」の移築に取り組む

 
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若月 弊社の役割はお客様の不動産売買をサポートし、土地や建物に込められた思いを次のお客様へ受け渡していくこと。この取り組みをお客様に理解していただけると、本当に嬉しくなりますね。
 
矢部 ピースオブマインドさんはお金を儲けることより、不動産に込められたストーリーやドラマを大切にしていらっしゃるんですね。お客さんとそこまで深い関係を築いている不動産会社は本当に少ないと思います。実はそうした若月社長のお気持ちが、見事に結実した物件が軽井沢にあるそうですね。
 
若月 ええ。弊社の主な営業エリアは東京の都心と軽井沢でして。その軽井沢に、フランス文学者の故・朝吹登水子先生が所有し、幼少期から夏の休暇を過ごしていた別荘「睡鳩荘」がありました。あるとき弊社はお付き合いのあった朝吹先生から、この別荘が建つ土地の売却依頼をいただいたんです。ただし条件は、睡鳩荘の建物を残してほしいというもの。以来、約束を果たすべくスタッフ共々、努力を続けました。
 
矢部 若月社長に対する信頼を感じます。そうして、睡鳩荘を残すことができたのですね。
 
若月 はい。2006年に土地を売却後、有志の方々のご協力を得て建物の移転先を見つけました。それが、軽井沢の塩沢湖を中心にした緑豊かな総合レクリエーション施設「軽井沢タリアセン」。1931年にヴォーリズによって建てられた名建築の別荘を、時間をかけて解体・移築し、2008年にオープンすることができました。睡鳩荘は2017年に登録有形文化財になり、堀辰雄先生の山荘や有島武郎先生の別荘などと共に、どなたでも見学できます。
 
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矢部 それはすごい! 若月社長にとっても、ひときわ思い出深いお仕事でしょうね。
 
若月 結果的に「睡鳩荘を残してほしい」というご要望は、朝吹先生のご遺言になりましたからね。それを実現できたことは本当に嬉しく思っています。そういえば睡鳩荘の移築完成披露パーティーでは、信じられない出来事があったんですよ。
 
矢部 どのような出来事でしょうか。ぜひ聞かせてください!
 
 
 
 

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