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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

アレルギーで悩む人を
漢方薬の力で救いたい

 

幼少期から続いたアレルギーによる地獄

 
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杉田 藤田社長と漢方薬の出合いは、いつだったのですか?
 
藤田 中学1年生のときです。そもそも私は幼少の頃より、重度のアトピー性皮膚炎と気管支喘息、アレルギー性鼻炎に結膜炎という、アレルギーの総合商社のような体質でした。それらの症状を抑えるために、西洋医学の免疫抑制剤を日常的に服用していまして。しかし、一時的な抑制はできても根本的な治癒にはならず、むしろ薬の耐性がついたのか、薬効もなくなり、どんどん悪化していきました。
 
杉田 私も子どもの頃は喘息持ちだったので、当時の藤田社長が抱かれたであろう絶望感が少しは理解できます。
 
藤田 本当に、地獄のような毎日でしたね。例えば朝、起床して最初にすることは“体からシーツをはがすこと”なんです。就寝中、無意識に皮膚を掻いて出血し、シーツがくっついてしまうんですよ。学校でも塗り薬を塗るタイミングをいつも探していました。あまりにもひどい外見だったので、人に見られるのが嫌で、中学と高校時代の自分の写真は1枚もないんですよ。
 
杉田 お話を聞くだけでも心が痛みます。でも、今はお肌もとてもきれいです。それが漢方の効果なんですか?
 
藤田 はい。父の教え子の方に、漢方薬の治療によりアトピー症状を改善された人がいたことがきっかけで、私も西洋医薬から漢方薬に切り替えたんです。もっとも、すぐに効果は出ませんでした。例えば、皮膚の再生を促進させる「紫根」という生薬を混ぜたお風呂の入浴は、5年ほど続けました。
 
杉田 5年も! 終わりの見えないしんどさがあったでしょうね。
 
藤田 「一生アレルギーと付き合うのか」という絶望感に比べれば、大したしんどさじゃありませんでしたよ(笑)。また、アレルギーとの付き合い方そのものも変化しました。それまでは嫌でたまらなかったアレルギーときちんと向き合うようになったのです。
 
杉田 その変化も、漢方の治療によるものなんですか?
 
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藤田 そうです。アレルギー反応は、体内に侵入した異物を排除するために免疫が起こすもの。だから漢方医学では、免疫反応がなくなるまで体から悪いものを出しきるという考え方をします。この免疫を上げて改善するという考え方に、西洋医学で症状を抑えきれなくなっていた私は共感を覚えました。最終的に、大学生になる頃には完全に普通の生活ができるようになりました。現在、薬はまったく使用していません。
 
杉田 素晴らしいですね。以前、がん治療のドクターが、「悪性腫瘍も自分の細胞から発生したものだから、愛することが必要です」とおっしゃっていたことを思い出しました。投薬で強引に症状を抑えるばかりでなく、自分の体としっかりと向き合うことも大切なんですね。
 
 
 
 

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