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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

障がい者と共に雑貨販売
できることで自由に参加

 

自らの意志で社会に出られる機会を

 
タージン 販売もしているB型事業所、ではなく、雑貨屋さんだと思ったら実はB型事業所も兼ねてます、というところがユニークですよね。
 
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立嶋 そこは、従来の障害者就労支援のあり方とは違うことがしたかったからです。工場のラインに入って、生産性やノルマを課されながらする仕事とは違うものを提供したかった。そういった作業が難しいなら、できることを一緒にやれる環境をつくりたかったし、それには物販でちゃんと稼ぎながら、それを手伝ってもらうのが一番だと思いました。接客をやりたいならやってもいいし、手先が器用で何かをつくりたいなら、急がずに一つひとつ、つくればいいんです。
 
タージン 雑貨屋さんを軸に、それぞれ興味のあることや適性を一緒に探して、事業に参加してもらうわけですね。珍しい形態ではないでしょうか。お考えに賛同して、協力してくれる方たちも増えているそうですね?
 
立嶋 おかげさまで、野菜を置いてくださる農家さんもいらっしゃいます。また、化粧品会社に勤める友人の提案で、アロマクリームを使ったハンドマッサージや、お客さん自身のオリジナルクリームをつくれるイベントも定期開催しており、好評をいただいているんです。
 
タージン これまでのB型事業所よりも、ビジネスとしてもっと一般に浸透したいという意欲が伝わってきました。今後、周りに影響を与えていく、1つのモデルになるんじゃないかな。
 
立嶋 まだ店として未完成ではあるものの、福祉業界の現状に一石を投じたい気持ちはあります。今は「ちょぽん」程度の石ですけど、ゆくゆくは「じょぼーん!」と(笑)。私、ノーマライゼーションとバリアフリーという言葉になじめないんですよ。
 
タージン それはまた、どうして?
 
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立嶋 障がいのある人もない人も平等に一緒に暮らせる社会に、という考えは素晴らしいと思います。しかし、そのための企画を立てて実行するのは常に健常者の側ですし、私を含め、障がい者の側も、やってもらって当然と思っているところがある。そうじゃなくて、障がい者の私たちからも、一般社会の役に立てることを見つけていきたいんです。
 
タージン うん、すごく新鮮なお話です。いつまでも受け身じゃないんだと。能動的に動きたいと、そういうことですね?
 
立嶋 そうです。攻めの姿勢を貫きたいと思っています。まだ始めたばかりで、本番はこれから。集まってくれる仲間と共に、障がい者の新しい社会参加のあり方を模索していきます。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
生きていれば失敗や裏切り、いじめなどさまざまなことが起こります。そのすべての経験が今の私をつくっているんです。私は、逆境こそ楽しみたいと思っています。どんな逆境でも乗り越えた先に喜びがあり、楽しみが待っていますから。
(立嶋三佳)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 みかちゅう工紡
■ 所在地 〒572-0837 大阪府寝屋川市早子町19-5
■ 事業内容 不用品販売と手づくり小物の委託販売/就労継続支援B型事業所
■ 設立 平成29年
■ ホームページ https://www.mikachu-cobo.co.jp
 
 
 
 

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