B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 大阪府出身。育児のかたわら保険の営業として奔走し、20代前半の若さで所長を務める。その後、何度か転職した先でも営業職に就き好成績をあげ続けた。しかし、上司との関係性などから心労がかさみ、療養生活に。その時期に筆文字と出合い、2015年頃から、文字と絵を融合させた「幸絵文字」の活動を開始。雑誌連載や商品パッケージのデザインなどを手がける他、現在は企業研修のワークショップなどにも活動の幅を広げている。【ホームページ
 
 
 
不幸が起きたとき、他人や環境に原因を求める人がいる。株式会社ゆきえもじの花咲幸絵代表取締役社長も、かつてはその1人だった。しかし、人生で最も辛い時期に生じた考えの変化が、以後の人生を一変させた。その考えとは「まず自分が感謝することで、人に感謝され、人生は豊かになる」ということ。感謝の思いから編み出された「幸絵文字」は、幸せを呼び込み、前向きになれるツールとして、今、企業研修の場でも大きな注目を集めている。
 
 
 

字を書くことは神様への宣言

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 自己肯定感を高めるワークとして注目されている「幸絵文字」。その考案者が、ゆきえもじの花咲社長だそうですね。まず幸絵文字について、簡単に教えていただけますか?
 
花咲 文字を絵としてとらえ、筆や筆ペンで自由に描いていくものです。その文字に自分が感じたイメージや、感謝など自分の思いを込めて描くんですよ。
 
八木 私はよく、書作品を鑑賞するんですよ。花咲社長の作品からは、どれも魂や思いを感じます。字は書き手の人生が表れると言いますから、花咲社長がどのようなきっかけで幸絵文字を始められたのか、ぜひお聞きしたいですね。
 
花咲 かつて、家庭の事情や仕事で落ち込み、入院したことがきっかけでした。病室に「感謝」と書かれた筆文字を貼っていたところ、ふと「私は今まで人に感謝してきたのだろうか」と思い当たったんです。そこで、お礼をつづった紙を看護師さんや両親などに配ったところ、とても喜んでもらえました。そこから感謝の心を伝えるために筆文字を勉強し、幸絵文字をつくったんです。
 
八木 辛い時期を乗り越えられるほどのパワーを、文字からもらったと。
 
花咲 はい。筆文字の師匠も、「紙に字を書くことは、神様に宣言すること」と教えてくれました。文字にはそれくらい大きなエネルギーがあると思いますね。