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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 鈴木尚広(野球解説者)
鈴木 有限会社シャインさんは、戸建てやマンションなどの外装・内装工事、外壁塗装、屋根のリフォームや葺き替え工事等を行う会社とうかがいました。起業されてから長いのですか?
 
古住 創業は2000年で、私が23歳のときです。建築業界に入ったのは16歳で、33歳で腰を痛めるまで、現役の職人として仕事をしていました。現在は現場仕事よりも、人材育成や集客などに尽力しています。
 
鈴木 集客ということは、シャインさんは個人のお客様から直接依頼を受けておられるのですね。
 
古住 そうです。下請けで仕事をしていた頃は、正直、予算の厳しさを歯がゆく思っていました。お客様から直接仕事を受注できれば、ご希望の予算内で、傷んだ箇所をもっとしっかり修繕するプランをご案内できると思い、自力での集客に至ったんです。
 
鈴木 確かに、元請けの指示によっては、現場の職人さんが考えていたような仕事ができないことはあるでしょう。そうなると、優れた技能を持つ職人さんの腕は生かせないし、お客様にとってもプラスにはなりませんね。
 
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スタッフの横内健太郎氏(奥)と小島圭三氏(前)も同席
古住 そのとおりです。弊社は現場主義の会社で、現場での職人の知識や技量がクオリティの差を生むと考えています。ですから、こちらからの利益重視の営業活動はせず、お客様が理想とする将来の暮らしのために、今、本当に必要な工事は何なのかを、“提案”という形でご案内しているんですよ。
 
鈴木 すると逆に、「まだ工事しなくても大丈夫」などと、正直に言ってしまうこともあるんですか?
 
古住 もちろんありますよ。「他社ではやったほうがいいと言われました」とおっしゃっても、弊社は「あと3~4年はもちますよ」と言ってしまうことも(笑)。そうお伝えしても、お客様のほうから早めのご依頼をくださいますね。