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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

段ボール工場に特化した 
国内一の排水処理技術

 

模索の末に見つけた自分なりのリーダー像

 
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八木 会社設立25周年ということで、ディンクさんの歴史もぜひうかがいたいですね。
 
礒部 1993年、段ボール用の水性インキ製造会社としてスタートしました。その翌年には排水システムの販売を開始し、1996年には現在も弊社の主力商品である排水処理システム「五右衛門」と「児雷也」の販売を始めました。当初はインキ事業がメインだったのですが、創業後ほどなくしてインキ業界でディスカウント競争が始まったことがきっかけで、父は排水処理の事業へとシフトチェンジしたんです。
 
八木 通信販売の利用者が多い今、段ボールは多くの需要がありますよね。また、環境問題への意識も年々、世界的に高まっています。需要拡大の産業をピンポイントで抑えるとは、先代はかなり先見の明があったんだな。だから、業界全体が落ち込んでいるときも、会社をしっかりと舵取りできたのでしょう。2013年に代表取締役社長に就任された際は、プレッシャーを感じませんでしたか?
 
礒部 プレッシャーというより「自分にできることは何だろう」とばかり考えていましたね。ずっと会社の最前線で奮闘し、経験も知識も豊富な先代には、どんなに張り合っても敵わないのはわかっていました。だから、私なりのリーダーのポジションを模索したんです。
 
八木 野球で例えるなら、先代は監督であり4番兼エースでもあったんですね。その役割をそのままこなそうとするのは確かに大変だ。では、礒部社長がたどり着いたポジションとは何でしょう?
 
礒部 社員が持てる力を最大限に発揮できる環境をつくる立場です。スーパープレイングマネージャーの父が築いてくれた事業基盤をさらに発展させるには、1人ではなく組織全体の力の底上げが不可欠でした。そこで、社員それぞれの役割を明確化し、個々の裁量を認めて、組織が活性化するようにしたんですよ。
 
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八木 簡単におっしゃいますが、それってすごく難しいことですよ。私も野球のコーチになった際は、選手のマネジメントに難儀した覚えがあります。よく知っている野球でも大変だったのだから、未知の世界である会社経営に挑まれた礒部社長の苦労は相当だったでしょう。
 
礒部 確かに大変ではありました。でも、楽しかったんです(笑)。辛いけど楽しいことも多いんですよ。社員を信じて仕事を任せ、期待以上の結果を出してくれたときの喜びは言葉にできません。
 
八木 リーダーがそう言ってくれるのなら、社員の方々もさぞ頑張りがいがあるでしょう。人をとても大事にされている印象も受けますし、働きやすい環境ができるのもうなずけますね。
 
 
 
 

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