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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自身の育児経験を糧に 
重度訪問介護事業を展開

 

志を共有するスタッフと社会的責任を果たす

 
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タージン 地域社会の皆さんに支えられたことをしっかりと受け止めて、今度は立場を変え、自分が助ける側に回ろうと決心されたんですね。素晴らしいです。
 
 その後、家族一緒にアメリカで2年間生活したり、日本の大学で講師の仕事を始めた縁で、学生たちとスウェーデンに行ったりしたこともいい刺激になりました。どちらの国でも日本とは違う福祉環境をこの目で直に見て、いろいろ考えさせられましたね。スウェーデンでは、「それだけの経験をしていて、どうして行動しないの?」と皆さんから行動を促していただきました。
 
タージン それは、訪問介護の事業を立ち上げるべきだということですか?
 
 そうです。「あなたには事業計画も、やる気もある。それなら、国や自治体に事業ができるよう申請したらいいんじゃないですか」と。スウェーデンの人たちと話していると、だんだん自分にもできる気がしてきたんです。それが2014年のことでした。
 
タージン それで、帰国してからすぐに会社設立の準備を始めたと。
 
 ええ。当時はまだ日本での永住権を持っておらず、その問題解消からのスタートでしたから、無我夢中でした。たくさんの書類の欄を埋めて埋めて、埋め続けて、どうにか開業にこぎつけたんです。
 
タージン そうした苦労を重ねて、今があるんですね。こちらの事業に加えて大学講師としてもお勤めだそうですから、現在も相当お忙しいでしょう。
 
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 そうですね。介護の仕事は思った以上にニーズが多くて、最近の平均睡眠時間は4~5時間ほど。夜勤に出ている従業員から急な連絡が来ることもありますし、朝も早いです。ただ、大学では国際福祉社会論と臨床社会学を教えているので、自身の培った福祉の理論を、家族舎の仕事に役立てることができています。
 
タージン 両立させる苦労がある反面、相乗効果があると。ただ、それだけ多忙となると、さらに多くの人材の助けが必要になるかと思います。求職者の方々にメッセージなどがあれば、せっかくですから誌面を通じて呼びかけてみてはどうでしょう。
 
 はい。弊社は合同会社として、社会貢献という一語を心に強く刻んで活動中です。私の息子たちは大学卒業を目前に控えております。このことは、これまでにたくさんの方々から様々なサポートをいただいたおかげ。以前の私たち家族と同じような困難に直面し、私たちの支援を望んでいるご家族は少なくありません。ですから、訪問介護に志のある方と、一緒に頑張れたらいいなと思っています。
 
タージン 私も細々と福祉活動をしている身として、趙代表の不屈の精神にはとても励まされました。これからも応援していますので、頑張ってください!
 
 ありがとうございます。いい人材に集まってもらって、この仕事を長く継続できるよう努めます。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事を通じて、重度の障害をもつ人々の生きる喜びと生きる苦しみを日々身に染みるほど体験してきました。いかなる生死であろうと、私たちは一人ひとりの命の重みを受け止めて、全身全霊でその人の人生を伴走しています。それは、重度訪問介護事業という仕事の醍醐味であり、喜びです。
(趙没名)
 
 :: 会社概要 :: 
    
  ■ 社名 合同会社家族舎
■ 本社 〒604-8255 京都府京都市中京区堀川通六角下る壺屋町256-802
■ 事業内容 重度訪問介護/国際福祉サービス
■ 設立 平成27年4月
■ 従業員数 25名
■ ホームページ https://kazokushya.com/
 
 
 
 

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