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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新たな通信網の仕組みと 
人が中心のIoTを提唱

 

リアルタイムに鮮明な映像で観戦

 
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三浦 あの頃のネットって、今みたいに送信できるデータの容量が大きくありませんでしたよね。動画なんてほとんど見られなかったですし、見られても映像が止まってしまうことはしょっちゅうでした。サッカーはたった数秒で試合が動くこともあります。試合の大事なシーンで映像が止まったりしたら、過激なファンなんか怒り出しちゃいますよね(笑)。
 
森田 おっしゃる通りです。通信インフラが整った現在でも、動画を見ていると映像が途中で止まったり、映像がカクカク、モヤモヤしたりすることがありますよね。実は映像の放送とネットの通信は相性があまりよくなく、特に通信インフラの発達していなかった当時は、非常に難しい技術でした。しかし、私たちが開発した映像配信装置は、脆弱な通信インフラであっても、なめらかな映像配信を可能にした画期的なものだったんです。2006年にドイツで開かれたワールドカップでも採用いただきましたからね。そのときは、大西洋と太平洋を通る両方の光ファイバーを使用して配信し、万が一どちらかの通信が途切れても画像が切り替わるような仕組みを考案して、実際に運用しました。この仕組みは現在では当たり前のように、様々な映像配信で使われています。
 
三浦 それはすごいなぁ! そういえば以前、海外の試合中継を日本でリアルタイムに観ながら解説する番組に出演したことがありました。「映像が途切れたらどうするの?」と心配する僕に、「絶対に切れません」とスタッフの方々が言っていました。そう断言していたのは、森田社長たちが考えた仕組みがベースにあるからなんですね。全てのサッカーファンは森田社長に感謝しなきゃいけないなぁ! それで、そちらの役員を退任された後、この会社を興されたと。
 
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森田 はい、役員の頃に貯めたお金で一年ほど、充電期間を持ちまして。その当時、ソフトバンクが小型の機械に組み込むCPUのメーカーを買収したことがニュースになりました。私はそれまで、大きな機械ばかりをつくっていましたから、小型の機械にCPUを組み込むという発想は逆に新鮮だったんです。その視点に面白味を感じ、立ち上げたのが弊社です。
 
 
 
 

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