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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 西岡利晃(元ボクシング世界王者)
西岡 株式会社のぞみ工務店の望月隆代(もちづき りゅうしろ)社長は、工務店の代表として長年ご活躍されているとお聞きしています。資料を見て、とにかく仕事の幅が広いことに驚きました。建築施工に関することなら何でもできる、という感じがしますね。
 
望月 建築工事全般にリフォーム、エクステリア、屋根、フローリング、塗装、耐震工事、ソーラーシステムと、おっしゃる通り、小さな工務店の割には何でもできますね。この仕事に就いた当初は、ガス会社に勤めて浴槽の入れ替えや台所等の水回り工事などをしていたんです。でも20代の終わりに、本業は大工なのに左官もできればタイルの張り替えもやる、さらに屋根でも内装でも何でも請け負うというすごい人に出会いまして。「これはおもしろい、自分もやろう」と思い立ったのが始まりです。
 
西岡 それぞれに専門家がいるようなたくさんの分野のことを一つひとつ、どん欲に学んで吸収し、プロとして通用する技術を体得してしまうのはすごいと思います。他にも、建物の冷暖房システムをご自身で開発され、すでに実用新案権も取得されているそうですね?
 
望月 はい。簡単に言うと、水や空気を使って建物全体の室内温度を調整するシステムです。屋根などに張りめぐらせたチューブの中に水を通して太陽の熱を吸収し、それを常に循環させることで、夏場に部屋の温度が上がり過ぎるのを防ぎ、冬場は温水で部屋を暖めます。今は断熱材を入れたりエアコンで空調したりして室温調整するのが一般的ですが、これだと建物自体外部からの熱エネルギーを断熱し遮熱することは難しく、蓄熱を避けられません。この熱を水に移して対流させる方法なら、室内への熱伝導を格段に低く抑えられます。
 
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西岡 温水を使うだけでなく、冷暖房にも利用しようというアイデアですね。お仕事の経験の中から、そのような発想が浮かんできたのでしょうか。
 
望月 そうです。天気のいい日に屋根に上がって作業していたとき、瓦の上にいると、それはそれは暑いんですよ。これだけの熱を、どうにかして吸収できないかなと考えを巡らせるうちに、このシステムを思いつきました。まだ改善すべき点は残っているものの、大手のメーカーの断熱工事などに比べて格安で導入できますから、ご興味のある方はぜひ問い合わせてほしいですね。