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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 山梨県出身。ものづくりが好きだったこと、また、おじが歯科技工士だったことから自らも同じ道を志し、東京都内の歯科技工士養成学校に進学。卒業後、技術を究めるべく単身渡米し、10年にわたり研鑽を積む。その後、日本の歯科技工所でも経験を積み、DIL(ディル)を開業した。一度受注した歯科医師からのリピート率は100%。歯科技工士のなり手が少なくなっていることから、業界のイメージ向上にも尽力している。
 
 
 
昨今、歯科治療の分野で注目されている歯材、ジルコニア。強度が高く、耐久性に優れているうえ、銀歯のように口元で目立つことも、金属アレルギーを引き起こすこともない。東京都にある歯科技工所・DIL(ディル)は、数少ないジルコニア専門の技工所だ。「Dental Innovation Laboratory」──革新的な歯科技工という屋号にたがえることなく、米シカゴで修業した千野雄輝代表が、最先端の技術で日本の歯科技工業界をリードしている。
 
 
 

歯科治療を縁の下で支える歯科技工士

 
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インタビュアー 芹那(タレント)
芹那 歯科技工士でいらっしゃる千野代表。失礼を承知で申し上げると、私、歯科技工士の方がどのような仕事をしておられるのかよく知らなくて・・・。
 
千野 気にすることはありませんよ(笑)。歯科技工士は国家資格でありながら、知名度が低すぎだと、私自身も感じているんです。歯科技工士は、歯の治療に使われる詰め物や入れ歯をつくる職業。しかし、そうしたものは歯医者さんがつくっていると、多くの方は思われているのではないでしょうか。
 
芹那 まさにそう思っていました! 歯科医院の奥に作業場があって、歯医者さんが診療時間外につくっているのだとばかり。
 
千野 院内に技工所を持つ歯科医院もありますが、そこで働いているのも我々歯科技工士なんですよ。でも多くは当所のように独立したラボラトリーとなっていて、歯科医院から送られてきた歯型をもとに詰め物や入れ歯をつくり、納品します。
 
芹那 なるほど! 歯科医院ではよく「詰め物をつくるのに時間がかかるので」と、数週間後の再来院を指定されることがあります。どうしてすぐつくってくれないのかな、と思っていました。でも、それは別の場所でつくっていたからなのですね。