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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ポリゴンアクターで
効果的なPR動画を制作

 

実在の役者よりはるかにコストが安い

 
3人のポリゴンアクターが所属!
3人のポリゴンアクターが所属!
井上 人間の身体にセンサーを取り付けて動きを取り込む「モーションキャプチャー」という機材を使い、動きを再現しているんです。
 
 どういったきっかけでこの事業を発案されたのですか。
 
井上 最近はPR動画をつくる企業や自治体が増えていますよね。しかし、実在の役者さんを使って映像をつくると多額のコストがかかります。私が以前動画制作を手がけていたときに、肖像権などの費用がかさみ、制作費だけで600万円ほどかかったことがあります。実写の映像をつくるには、監督やカメラマン、スタイリストなど様々な人材が必要ですしね。撮影・録音のためのスタジオも確保しなければいけません。さらに完成した動画をインターネットに載せたいとの要望を受け、タレント事務所に交渉したところ、100万円以上の追加料金が発生したのです。一部の大企業でないと、実写の映像作成は厳しいでしょう。
 
 僕もタレントとして活動する立場ですから、肖像権をディスカウントすべきとは言えませんが・・・高額であることは確かですね。
 
井上 私が最初に関わった動画は、看護師の募集映像でした。打ち合わせをしてみると、「経営者が延々としゃべり続ける」というイメージを描いておられたんです。思わず私は「そんなの、誰も見ませんよ」と指摘してしまいまして(笑)。「それなら代案を考えろ」と言われてしまいました。
 
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 いや、井上代表の突っ込み、もっともだと思いますよ。それでどんな案を?
 
井上 カメラを用意するにしても、1台分の予算しかなかったため、人形劇を考案しました。パペットを制作し、人形劇団の方に人形を動かしてもらい、私はカメラを片手に「よーい、スタート!」と監督も兼任したんですよ。初めてのことだったので大変でしたね。好評ではあったものの、毎回パペットをつくるとなると手間がかかりますから、CGで代用しようと考えました。ところが、実在のタレントほどではないにしろCGも制作料金が高く、簡単に発注できるものではありません。それで「みんなでキャラクターを共有すればいいのではないか」と思いついたんです。
 
 それがポリゴンアクターだと。
 
井上 はい。ヒントになったのは漫画家の手塚治虫さんの作品です。手塚さんの漫画は、同じキャラが複数の作品に登場しますよね。
 
 ああ、お茶の水博士とかヒゲオヤジとか(笑)。
 
井上 そうそう。しかし、それまでの業界的には考えられないことだったんですよ。知人には「オリジナルのキャラクターの権利を持っていたほうが儲かるじゃないか」とすら言われました。それでも実現させたのは、複数の案件でキャラを使えば、その都度CGを制作しなくていいため、時間とコストが大幅に減らせるのでお客様のメリットになると考えたからです。
 
 
 
 

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