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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 宍戸開(俳優)
宍戸 絵画教室を営んでおられる樋口代表。芸術の道一筋でいらっしゃるのですか。
 
樋口 はい。幼い頃から絵を描くことが好きで、東京芸術大学に進学しました。大学院生時代に、母校の先生からオファーをいただき、非常勤講師を始めたのが芸術を職業にした発端です。2017年7月にこの教室を始めてからも、複数の学校で美術科の講師を務めています。
 
宍戸 指導にあたり、心がけていらっしゃることは何でしょう。
 
樋口 教えるというより、各々が持っている個性や才能を引き出すように努めています。芸術表現は自由ですから、描き方を指示するようなことはせず、良いところを褒め、伸ばすようにしているのです。
 
宍戸 学校の講師となると、様々な生徒がいて大変そうだなとも思いますが・・・。
 
樋口 例えば、やんちゃな生徒の多くは、美術の授業に対してまるでやる気のない態度をとります。しかし、そういう生徒は、かえって突出したエネルギーを持っている場合があるんです。そこをうまく伸ばすことができ、生徒が芸術に関心を抱いてくれたときの達成感は大きいですね。
 
宍戸 自分では「絵が下手だ」と言っていても、描くと意外に上手な人もいますよね。
 
樋口 日本人にはそういう人が多いんですよ。話を聞いてみると、中学生の頃に自分の作品が酷評されたなどの理由から、自分の中で絵に対して垣根をつくってしまっている場合も。ちょっとしたアドバイスでその垣根が取り払われることもあり、そうした方々が絵を楽しんでいる様子がうかがえると、こちらとしても嬉しいですね。
 
宍戸 今後、どのような方にこの教室に来てほしいと思われますか。
 
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樋口 子どもから大人までどんな方でも歓迎です。その中でも、特に高齢の方にぜひ来ていただきたいと考えています。今、高齢者と呼ばれる世代は、若い頃は働き詰めで芸術に触れる機会がなかったと思うんです。ここへ来て芸術に触れていただくことで、今の日本を築かれた方々に少しでも恩返しできればいいですね。
 
宍戸 絵は心身の健康を保つうえでも有効だと言いますものね。
 
樋口 はい。難しいことを考えず、絵画を楽しんでいただきたいと思います。また、この近辺には芸術に携わっておられる方が多いんです。しかし文化的な土壌がないため、作品の発表は東京や海外などで行われています。そうした芸術家の方々が地元で発表したいと思えるよう、この教室を通じて文化的な土壌づくりに寄与していきたいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分の気持ちを大切に楽しむことです。たとえつらい出来事があっても、自分の気持ちや受け取り方次第で何かが変わるはず。自分で楽しむ気持ちをつくることができれば、仕事を楽しむことにつながりますよ。
(樋口広一郎)
 

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