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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

創業1世紀で若手も多数 
鍛造技術が自慢の鉄工所

 

旧体制を改革!

 
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水野 代替わりされた今も、宮地社長は主にマネジメント面を担当されているわけですよね。
 
宮地 というより、技術面以外の全てですね(笑)。蓄積された技術のノウハウはしっかり社員たちが引き継いでいるので、代替わり後の引き継ぎも、とてもスムーズに行えました。
 
水野 つまり、現場も経営も、上手く機能しているわけですね。外部の世界を知っている宮地社長が入社してからは、社内環境もずいぶんと変化したのでは?
 
宮地 そうですね、古い体質が残っている部分もあったので、改善しました。例えば弊社には鍛造部門と金型部門がありまして、今まで鍛造業に重きを置いていたこともあって、金型部門はどこか二の次でした。中にはすごい技術を持っている人もいるのに、給与額が安かったんです。それで、すぐさま給与体制を是正しました。
 
水野 昔ながらのしきたりのようなものがあったんですね。
 
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鉄工所内での作業の様子。ここで部品が生まれている
宮地 ええ、そうしたしきたりは、作業体制にも残っていまして。作業工程はチームで分担するのですが、それまでチーム間のコミュニケーションが充分に行われていなかったんです。それでは組織の調和が取れないので、作業を始める前にチームのリーダーと副リーダーを集め、話し合いのもとでまず段取りを組み、進捗状況はコンピューターで見える化することで、みんなが作業を把握できる体制を整えました。
 
水野 それならチームワークがアップして、互いに良い刺激も生まれそうですね。とはいえ、そこまでの改革を実行するにあたって、社内で戸惑いの声はあがりませんでしたか?
 
宮地 おっしゃる通り、社内外から寄せられました(笑)。「そこまでやる必要はあるの?」と、心配していただきましたしね。ただ、やはり社内全体の行程を把握できない体制のままだと、いざお客様から質問を受けたときに社員が即答できないなど、お客様に迷惑をかけてしまうことになりますから。
 
水野 守るべき技術はしっかりと継承しつつ、変えなければいけないところは迷わず改革を施すとは、素晴らしいです。3代目ってそれまでの歴史と未来に挟まれた難しい立場だと思いますが、宮地社長は見事な手腕を発揮されているんですね。
 
 
 
 

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