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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 フォレストテクノロジーサービス(FTS)株式会社さんでは、林業に関する調査・研究・コンサルティングを手がけているそうですね。
 
伊東 はい。弊社は森や山林と密接に関わる、林業に特化したコンサルティング会社です。森林の所有者様、または林業を営む企業様など、林業に関わる方々の経営向上を支援するため、新しい知識や機械技術の情報提供をしたり、そのための調査・研究を行ったりしています。
 
川上 2015年に「山の日」として祝日になった8月11日に会社を設立されたということからも、思いのほどが伝わってきます。起業をお考えになったきっかけにはどのようなことが?
 
伊東 以前いた会社で、木材のエネルギー利用を普及させることで、地域活性化や温暖化防止、持続可能な社会づくりを推進する活動に取り組んでいました。その中で、木材の用途を再生可能エネルギーにまで広げるには、林業や製材業など、木材に関わる産業全体がもっと発展すること、そのための諸問題を解決していくことが不可欠だと気付き、独立を決めました。
 
川上 それはつまり、日本の林業の現場を見てきて、このままではいけないと思われたということですか?
 
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伊東 そうですね。日本の林業も国の政策とたくさんの人たちの努力によって支えられています。しかし、ヨーロッパの林業国に比べると、正直、後進国と感じる部分があるんです。例えば、ロシアを除くヨーロッパの中で、日本よりも森林面積の割合が大きいのは、川上さんがお生まれになったスウェーデンとフィンランドだけです。
 
川上 え、そうなんですか!?
 
伊東 ええ。林野率という、国土に占める森林の割合でいうと、フィンランドが73%、スウェーデンが69%に対し、日本は68%。スウェーデンとは資源的にはある意味では互角と言えますが、2つの国の丸太生産量は、日本の3倍もあります。要は、日本が豊かな森林資源を活かし切れていない、ということなんです。