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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 神奈川県出身。東京農業大学の農業工学科を卒業後、ビル管理サービス会社に勤務する。28歳のとき、司法書士になることを決意。以来、厳しい国家試験の壁に何度も跳ね返されるも諦めず、36歳の年に7度目の受験でついに合格、念願の士業資格を取得した。2015年1月、妻の実家である埼玉県春日部市のそば処たつ吉の店内に鹿江司法書士事務所を開き、現在に至る。【ホームページ
 
 
 
鹿江司法書士事務所は、埼玉県春日部市内で営業している地元で人気のそば処に小さな看板を掲げている、一風変わった司法書士事務所である。しかし、鹿江陽介代表の職務に対する姿勢は基本に忠実。依頼者の意思を形にするべく、専門家としての知識を寄り添わせつつ、相談内容にじっくりと耳を傾ける。そんな鹿江代表に、これまでの歩みや仕事のポリシー、そして将来の抱負などをたっぷりと語ってもらった。
 
 
 

家族の応援に支えられ国家試験の難関を突破

 
インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 鹿江代表は2015年1月に司法書士事務所を開かれて、今年で3年目とのこと。僕とほぼ同世代なんですね。
 
鹿江 はい、今年で41歳です。36歳のときに司法書士試験に受かって、5年が経ちましたね。
 
 ということは、試験勉強を始めたのも割と遅めだったのでしょうか?
 
鹿江 司法書士になる決意をしたのは28歳のときで、7回受験してようやく資格を取得することができました。それまで、大学卒業後はビル管理サービスの会社で働いていて、法律の詳しい知識などほとんどない状態からのスタートだったので、苦労しましたね。合格するには9割近い点数が必要なところ、初めは2、3割しか取れなくて。でも、それでムキになって、会社を辞めて1年近く、勉強だけの生活をしたこともあります。
 
 負けず嫌いなんですね。ところで、今日どうしてもお聞きしなくちゃいけないのは、表に鹿江司法書士事務所と書かれた看板があるこの場所がなぜ、そば処なのかということです(笑)。
 
鹿江 このそば処たつ吉は妻の実家なんですよ。司法書士試験に挑戦していた32歳のときに結婚しまして、そのタイミングで一人暮らしの部屋からここに引っ越してきたわけです。妻と知り合ったのはまさしく会社を辞めた頃で、義父母含め、無職の間もずっと支えてもらいました。たくさん応援してもらった分、余計に頑張ることができたと思っています。