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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 愛媛県出身。自動車の運転が好きだったことから、運送業界に就職。女性ながらドライバーとして、数多くの現場をこなした。2008年、入社した先で細野英人氏に出会う。その細野氏が(株)Arcusを立ち上げた際に、事業への参画を請われ、転職を決意。女性ならではの細やかな対応を評価され、現場では細野氏を含む全メンバーを統括する立場として敏腕をふるっている。【ホームページ
 
 
 
面倒な作業の代行ではなく、あくまでもサービス業との意識を強く持って遺品整理業にあたる株式会社Arcus(アーカス)。その姿勢をあらわす1つが、女性をメインとした現場作業チームの構成だ。女性主体で作業に臨むことで、品分け作業1つ取ってもより細やかな気配りが可能になる。細野英人代表取締役、橋本直美取締役を中心に、「あのとき捨てなければ」と依頼者に思わせない整理業者として日々仕事に励んでいる。
 
 
 

認め合う2人がタッグを組み動き出した事業

 
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インタビュアー 西岡利晃(元ボクシング世界王者)
西岡 和歌山県、泉南エリアで遺品整理、特殊清掃を行っているArcusさん。2度目の登場となる細野社長に加えて、現場長でもある橋本取締役にも重点的にお話をおうかがいします。まず、お2人の出会いから教えてください。
 
細野 私が運送会社に勤務していたときの部下が橋本でした。「仕事のよくできる人だなぁ」と思いましたね。時期は9年ほど前の2008年でした。
 
橋本 仕事で細野と関わるようになり、まず「真面目だな」と思いましたね。社会人になって以来携わってきた運送業界の中では、珍しいくらいきっちりとした仕事ぶりだったんです。
 
西岡 その頃から、“相棒”の関係が出来上がりつつあったんですね。その後、細野社長が事業を立ち上げる際に、橋本取締役に声をかけたとお聞きしました。
 
橋本 はい。遺品整理を題材にしたドラマや映画を観たことがあり、以前から「興味深い仕事だ」と思っていたので、少しだけ運命的な何かを感じましたね。また、細野から話を聞いて、確固たる信念に基づいた事業だと理解できたことも、転職の決め手になりました。
 
西岡 Arcusさんの根底に息づく確固たる信念とは何か。そこについても今日は深掘りしていきましょう!