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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。大学で樹木について学んだことから、木製楽器であるピアノのメーカー・東洋ピアノ製造(株)に就職。製造や営業、クレーム対応など、現場を担当する中で、調律師が何を求められているのかを学んだ。退社後は東洋ピアノ製造(株)の研修生となり独立。現在は、個人宅のピアノ以外に音楽教室や学校、楽器店から委託される調律やピアノ修理に多忙な日々を送る他、後進の育成にも積極的に関わっている。
 
 
 
ピアノが常に美しい音色を奏でるためには、調律師の高度な技術が不可欠だ。だが、調律師には女性が多いことから、結婚などを機に仕事を離れてしまう人が多く、昨今は技術の伝承が難しくなっているという。そのような中、タカギピアノ調律所の髙木誠代表は、豊富な経験と確かな技術で信頼を集めている。常に妥協のない仕事を実践しながらも、演奏者の要望や目的に応じ、目指すゴールを決めて調律を行う。
 
 
 

ピアノメーカーを経て調律師に

 
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インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 髙木代表は、調律師として長いキャリアをお持ちだそうですね。やはり、幼い頃からピアノをたしなんでいらしたのでしょう?
 
 
髙木 いいえ、姉は習っていましたが、私は「猫踏んじゃった」がかろうじて弾ける程度。自分が調律師になるなんて、思ってもいませんでした。
 
川上 そうなんですか! 調律師って、ピアノを弾ける人しかなれないものだと思っていました。どういったいきさつで調律師になられたのですか。
 
髙木 大学を卒業するにあたり、静岡県浜松市のピアノメーカーから求人がありましてね。釣りやサイクリングが好きなので、浜松で暮らしたいと不純な動機で就職しました(笑)。その会社で製造や営業やクレーム処理を担当しているうち、ピアノという楽器の奥深さを知るとともに、現場での調律師の役割が少しずつわかってきたことで、社長の反対を押し切って退社。社員から同じ会社の研修生となりました。
 
川上 私はかつて、ピアノを習っていたものの、大人になってからは全く弾かず、ピアノも実家に放置していました。最近になってまた弾きたくなり、自宅に運んできたんですよ。でも、さすがにこのままでは弾けないと思い、調律をお願いしたんです。
 
 
 
 

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