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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

知られざる炭の力を 
世に広めて里山の再生に

 

竹炭が守る家は長持ちする

 
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タージン 御社では竹炭を取り入れた「炭の家」づくりを提唱しているそうですね。いったいどのように竹炭を活用されるのでしょう?
 
 ここに2.5kgの竹炭が詰まった袋があります。これを床下に並べるんです。そうすれば、床下にカビが発生することはまずありません。湿気に伴うカビは木の強度を低下させ、シロアリの被害が発生する原因にもなります。だから、予防策を講じることが大切なんですよ。その予防には竹炭がもってこいというわけです。
 
タージン 最近は温度を維持しやすい高気密・高断熱を売りにした物件がありますよね。その場合でもカビ対策は必要ですか。
 
 もちろんです。特に、家の基礎になるコンクリートが湿気を出しますからね。コンクリート内の水分が完全に乾燥するまで約2年かかると言われます。しかし、最近の住宅は長くても半年間で完成する。つまり、1年半、毎日コンクリートから出る湿気が床下に溜まっていくわけです。
 
タージン それは知らなかった! でも、そんな心配も竹炭を並べるだけで解消できるんですよね。ちなみに、どれくらいの量が必要なんでしょうか?
 
 一般的には、1坪につき12袋くらいですね。平均的な大きさの一戸建てで、数百袋使用します。送料込みでも十数万円でおさまりますよ。また、炭の調湿機能は半永久的に続くんです。床下の湿気が85%以下であれば害虫やカビは激減しますし、木造住宅の耐久性は格段に高まります。しかも、竹炭は自然素材ですから、安全・安心です。
 
タージン その値段で住む人の健康や家を守れるなら、むしろ安いと思います! 床下以外にも、どんどん竹炭を取り入れたいですよ。例えば天井裏! 夏だと入った途端、ムワッとしますからねぇ。
 
 そうですね。梁のある天井裏や壁の内側にも、調湿対策ができれば完璧です。そこで、1袋1.5kgの、吊り下げタイプの竹炭袋も販売していますよ。
 
タージン それはありがたいです。家の床下、天井周りを守ってくれるのなら、カビに怯える心配がないですね。でも、なぜ竹炭に調湿機能があるのですか?
 
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 そこは、竹炭と木炭の違いにも通じます。顕微鏡で見ると、どちらも内部に、孔(こう)と呼ばれる小さな穴が無数にあります。高湿度だと湿気を孔が吸い取り、低湿度のときは孔が吐き出す。そして、この孔の面積が、木炭より竹炭のほうが約3倍広いということがわかっているんです。
 
タージン なるほど。だから昔から調湿や消臭に炭が使われてきたのか。しかし、顕微鏡でわかることを、経験則から知っていたなんて昔の人はすごい! 堀社長が里山の知恵を継承していきたいと思われる気持ちが、よくわかりますよ。