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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 山本隆弘(元バレーボール選手)
山本 兵庫県西宮市の「結婚相談所 THE JUNEBRIDE DRESSING(ザ ジューンブライド ドレッシング)」さん。中村代表はNPO法人全国結婚相談業教育センター認定の仲人士だそうですね。こちらの事務所は日本仲人協会神戸西宮北口支部としても機能しているとか。中村代表がプロの仲人になろうと思ったのは、なぜなんでしょうか。
 
中村 独身時代は友人の恋愛相談、結婚してからは婚活相談を受けることが多かったんです。何人かの知人には、結婚相談所を紹介したこともありました。でも、50~60万円かけて相談所に通っているのに、なかなか結婚に至らない人も。そこで、一緒にスタジオに行ってお見合い用の写真撮影をするなど、いろいろとおせっかいを焼いているうちに、何組かを結婚に導くことができたんです。そのときに、人と人との縁を結び、その方々が結婚することで自分の友人が増えていく楽しさを知りました。それで、もっと「ママ友を増やしたい」と思って仲人士の資格を取り、プロとして活動することにしたんです。
 
山本 世の中には結婚したいと思っているのにできない人がたくさんいると思います。それは何が原因なのでしょう。
 
中村 これまで私が出会った方で、魅力のない方は1人もいませんでした。それなのに結婚できないのは、「自分にはこういう人が合う」という思い込みが強すぎるからです。高身長の男性を求める女性は多いですよね? それなら自分より1cmでも高ければいいじゃないですか。「結婚して家族が欲しい」という男性なら、子連れの女性と結婚すればすぐに家族が増やせます。自分の理想や思い込みを取り払い、素直に相手を見ることができれば結婚のチャンスは一気に広がるものなんです。
 
山本 なるほど。よくわかるお話です。そのお手伝いをしてくださるのが、中村代表というわけですね。
 
中村 理想とする異性のタイプって、例えば30代の自分と40代の自分では当然変わるものなんです。逆に、同じ理想をずっと追い求めていたら、結婚はできません。こだわりや思い込みから解き放つためのお手伝いをするのも、私の仕事の1つです。
 
山本 中村代表なら、愛情に裏打ちされた厳しさで接してくれそうです。
 
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中村 自分自身の魅力に気付いていない方って意外に多いんです。理想を追い過ぎて、自分のことが見えていないとも言えます。そういう方々の心に寄り添い、その人の魅力がどんなところにあるのか、私から指摘することもあります。その人が持つ魅力に気付き、大事にしてくれる男性と出会えたほうが幸せになれると思うんです。ですから、そうやって自分自身の間口を広げていくお手伝いをしています。「定年まで仕事を続けさせてくれる相手が条件」と言っていた女性がこだわりを捨てて結婚したところ、数年後には農業を始めていたことも。そのように、結婚は自分の生き方を変える転機にもなるんですよ。