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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 山本隆弘(元バレーボール選手)
山本 居合用品や観賞用の刀を販売している池田美術さん。池田代表は居合道6段だそうですね。使われている刀を拝見すると、趣きを感じます。
 
池田 ありがとうございます。この刀は「注文打ち」と言い、オーダーメイドでつくったもの。刀身は重めにし、振ったときに切っ先の勢いが増すようになっているんです。柄も通常は朴の木を使うところ、私は手が小さく細い柄を好むこともあり、強度を増すため、堅い桜の木を使って、サメの革を巻きその上に牛革の紐を巻くことで補強しています。加工しづらい代わりに非常に丈夫なんですよ。柄のアクセントとなる目貫は、握ったときに自分の指に当たらないよう、中央に差し込んでもらいました。
 
山本 こだわりの一品ですね! 池田代表がこの事業を始めたきっかけは?
 
池田 子どもの頃から時代劇やチャンバラが好きで、社会人になってから刀剣収集に凝り始めまして。それがいつしか仕事になっていたんです(笑)。居合を始めたのも、社会人になってからですね。
 
山本 幼少期からの刀への思いが、お仕事につながったと。特に刀や居合道のどんなところに魅力を感じておられるのでしょう。
 
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池田 刀を素振りした数だけ上達することでしょうか。実際の刀を使って稽古するときもそうですし、家で30㎝の物差しを使って刀の振り方の真似をするだけでもうまくなります。それに、居合は空手や柔道と違って対戦相手がいなくても稽古ができるので、自分のペースで鍛錬が積めるのです。
 
山本 それなら日々の仕事で忙しい方や体力に自信がない方でも打ち込めますね。それに、上達していく楽しみもある。
 
池田 そうです。他にも、日本の文化を深く知ることができますね。居合をしていると奉納演武に参加することが多く、今まで生國魂神社や伊勢神宮、石清水八幡宮などで演武をさせてもらいました。演武の際には紋付袴を着ますから、日本古来の文化が自然に身につきますし、居合をきっかけに、茶道や華道、弓道などに目覚める方も多いのですよ。