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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

特殊な貨物も扱える 
信頼の技術で物流を支援

 

顧客優先主義から社員優先主義へ

 
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石黒 想像がつきませんね。最近は天災による被害が多発しています。停電にでもなったら大変でしょう。
 
白石 はい。仮に地震などの不可抗力で停電が起き、商品が販売できない状態になったとしても、賠償責任は弊社にあります。非常時でなくても、例えば倉庫からトラックに荷を移し替える際には、一時的に5~8℃の場所に荷を移さなくてはなりません。作業が長引くと商品が溶けたり、結露が発生したりして商品価値が失われてしまいますから、作業は慎重に、かつ速やかに行う必要があるんです。もし商品がダメになったら、商品そのものの損害はもちろん、商品が流通するはずだった卸、小売業者にも欠品が発生するなど、影響は多方面に及びます。
 
石黒 失敗は万が一にも許されないと。必然的に、冷凍食品メーカーさんとしても信頼に足る倉庫業者を選ぶ必要があるでしょうね。取り引きが継続しているということは、御社が顧客の信頼に足る仕事をしておられる証でしょう。それにしても、白石社長はとてもお若く見えます。おいくつでしょうか。
 
白石 昨年の2016年で25歳になりました。父である現会長から会社を引き継いだのは23歳のときで、大学を卒業したばかりでしたね。
 
石黒 そうすると、社会人経験がないまま会社を引き継がれたわけですか。失礼な言い方かもしれませんが、若いご子息に会社を任された会長も、引き継いだ白石社長も思い切りましたね。
 
白石 実は当時、会社の核となっていた社員が退職するという一大事が起こりましてね。社内は混乱し、このままでは廃業するしかない、という切羽詰まった状態だったんです。でも私にはなんとなく、うまく建て直せそうな気がしていました。楽観論ではなく、問題点が掴めていたからです。
 
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社員旅行の様子。和気あいあいとした雰囲気が見て取れる
石黒 それはすごい。どういった問題があったのですか。
 
白石 一番のネックになっていたのは、労使間のコミュニケーション不足です。腹心だったはずの部下が辞めたということは、彼が処理しきれないほどの負担を抱えていたということでしょう。会社の核となる人物ですから、他の社員の不満をも1人で背負っていたのかもしれません。協力的に問題点の解決に当たれるような会社の制度があれば、きっと彼は退職していなかったと思うのです。
 
石黒 そういった制度がなかったのは、なぜだと思われますか?
 
白石 部下に対する信頼が大きかったからでしょうね。また、顧客優先主義で、社員の要望を後回しにしていたからでもあります。そこで私は社員優先主義の体制に改め、密にコミュニケーションを図って社員の要望を可能な限り聞き入れるようにしました。
 
 
 
 

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