徹底した商品管理が求められる倉庫業務。わずかな不注意で大損害が発生する場合もある。そうした難易度の高い仕事に2017年1月現在25歳の若さで取り組んでいるのがグローバル・ロジスティックス株式会社の白石浩樹代表取締役だ。白石社長は倉庫業務で鍵を握るのは“人”と考え、現場の声を積極的に聞き入れる。人を大切にすることで物の流れをスムーズにし、顧客にも自社にも利益をもたらしているのだ。
徹底した倉庫管理で信頼を得る

インタビュアー 石黒彩 (タレント)
白石 柱にしているのは倉庫事業です。主に倉庫内での商品管理や検品・梱包、入出庫作業などに携わっています。いっぽう、航空事業においては、航空貨物の仕分けや検品、特別な重機を用いた輸出入業務、さらには滑走路内の清掃作業も手がけていますよ。
石黒 航空貨物を扱えるのはすごいことですし、さらに滑走路の清掃まで手がけているとは驚きです! 信頼や実績があるからこそ行うことができるお仕事なのでしょう。御社の場合は物流会社や食品加工会社、水産会社までお取引先は幅広いです。倉庫業務という言葉はよく耳にしますが、御社の場合は単に保管場所を提供するだけではなさそうですね。
白石 はい。例えば冷凍食品の場合、常温で倉庫に置いていると溶けてしまいますよね。そのため、適切な温度管理を行う必要があり、一般の冷凍食品ではマイナス18℃くらい、大手アイスクリームメーカーさんの商品では、マイナス40℃といった温度で保つことが求められます。
石黒 マイナス40℃? 私、北海道出身でいわゆる道産子ですが、そんな寒さ体験したことはありません(笑)。
白石 防寒着を着て作業をするのですが、それでも凍えるくらい寒いですよ。