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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 本日はウイング・ディアーの羽鹿文美(はじか ふみよし)代表にお話しをうかがいます。御社では、空き家の管理・解体を請け負っておられるそうですね。あまり聞き慣れない事業内容です。どうして手がけるようになったのか、その経緯を教えてください。
 
羽鹿 私は長年、建設業界で経験を積み、現在も兄がグループホーム「磯城」と「愛和園」を運営していることから、自分も福祉業界へ入りました。介護施設の運営をしながら家屋の解体業も手がけていたところ、解体するには惜しいほど状態の良い家が多いのを知って、「もったいない」と思うようになりまして。特に、施設に入られた利用者様のお家は、リフォーム済みの場合が多いんですよ。
 
畑山 持ち主が施設に入居して誰も住まなくなれば、ゴミの不法投棄や雑草の発生などで、どんなにキレイな家でも劣化してしまいますよね。そうした空き家が今、社会問題にもなっていると聞きます。
 
羽鹿 その通りで、2033年には日本の住宅の3軒に1軒が空き家になる、とも言われています。にもかかわらず、空き家の処分方法の具体的な政策は整っていません。空き家の使い道は「住む」「売る」「貸す」の3つに大別できますが、どの方法も困難なのが現状です。売却や賃貸をするにしても、築年数が古ければリフォームが必要で、最低数百万円の費用と多くの負担がかかってしまいますから。
 
畑山 しかも、お金をかけたからといって買い手や借り手が必ずつくとは限りませんよね。だから、まだまだ利用価値のある空き家が増えているのか!
 
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羽鹿 そうなんです。そこで、この事業を思いついきました。そもそも空き家には、いろんな問題があります。条件によって違いますが、解体する場合、税金が6倍に上がってしまうことも。そこで弊社が、空き家の解体費用を賃貸料で積み立てることができる仕組みをつくったんです。どういうことかと言うと、持ち主様には空き家の管理を任せていただき、契約期間中は固定資産税やメンテナンス費用など全ての管理費を弊社が負担します。そして、空き家を基本月3万円の貸家にし、持ち主様には契約期間終了後の空き家の活用方法をゆっくり考えていただく。つまり、空き家の解体か、解体しないで解体費用の基本約180万円を受け取るかの選択をしていただくんです。借主様には、自分に合ったライフワークで空き家に住んでいただき、例えばDIYなどを楽しんでもらえるような技術や材料、工具を安く提供するサービスを考えています。
 
 
 
 

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