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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 優歯デンタルラボさんを運営なさっている古賀社長。歯科技工士として40年以上のキャリアをお持ちだそうですね。
 
古賀 はい。私は中学生の頃、地元の福岡で新聞配達をしていまして。ある日、配達先のおばあちゃんに、なぜか「東京で歯科技工士になる気はないか」と勧められたんです。働きながら進学もできるということを知って上京し、280人以上の歯科技工士が在籍する国内最大手の会社に就職。働きながら高校と専門学校にも通って資格を取り50歳まで勤務しました。
 
石黒 何か運命的なものを感じます。それにしても、十代の若いうちからそれだけ大きな会社で揉まれると、技術も向上するでしょうね。
 
古賀 はい。歯科技工士の業界は、中小企業や個人事業主が多いんですよ。その中の最大手に在籍したことで、腕のいい先輩たちと一緒に仕事ができました。当時は、日に30本以上の技工物をつくり、多いときで1日108本つくったことも。これらの経験が、私の技術の裏づけになりましたね。
 
石黒 108本とはすごいですね! 当時の上司や仲間から教わったことで、何か特に印象に残っていることがあれば、ぜひお聞かせください。
 
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古賀 当時の社長からは、「歯科技工士は人体の一部をつくる仕事。そのことに対する責任感を持て」と教えられました。また、歯科技工士というのは助手として先輩の手伝いをしながら、10年ほどかけて一歩ずつ技術を向上させていきます。独り立ちできるかどうか、その後も仕事を続けられるかどうかは本人の努力次第なんです。私も、後進の指導でそのように教えてきました。
 
石黒 想像以上に、地道な努力が求められるお仕事なのですね。そうして長年勤めた会社から独立され、起業なさったのが2006年とお聞きしています。
 
古賀 50歳になっての起業ですからね。正直、ちょっと遅いかなとも思いました。しかし、ついてきてくれる仲間もいたので、思いきって決断したんです。