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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール (おおいし あきひろ)大阪府出身。飲食店に従事していた際、身近な人がうつ病で亡くなったことを機に、心の病で悩む人を救えないかと考えるようになる。ある日、就労支援事業所の存在を知り、その道での開業を決意。就労支援について一から学び、2016年5月に(株)ラディアントを設立し、8月に就労移行支援事業所DREAMを開所した。現在はひきこもりや精神障がい、発達障がいで悩む人のために、積極的な就労支援を行っている。【ホームページ
 
 
 
就労移行支援事業所DREAMでは、主に精神障がいや発達障がいなど、様々な事情で就労が困難な人たちが社会へ歩み出せるようになるための支援をしている。コミュニケーション力を育む授業や個々に合わせた職業訓練が受けられるだけでなく、昼食の無償提供や車での無料送迎などのサポートがあるのも特長だ。これだけ親身なサービスが生まれた背景にはどんな思いがあるのか、運営母体である株式会社ラディアントの大石瑛敬代表取締役に聞いた。
 
 
 

大金を失っても諦めなかった就労支援の道

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 就労移行支援事業所DREAM(ドリーム)を運営しているラディアントさん。大石社長はなぜ福祉の道に?
 
大石 以前、飲食店で働いていた頃に、自分にとってとても身近で大事な方がうつ病で亡くなる、という辛い経験をしまして・・・。その時、私以上に大きなショックを受けていた身近な人の姿を見て、「人を死に追いやってしまううつや精神障がいとは、一体何なのか」、「同じように心の病で悩む方を救えないか」と考え始めたんです。そんな折、飲食店のお客様だった人が偶然にも「知り合いが就労支援の仕事をしている」と教えてくれたので、事業所を見学させてもらいました。そこでいきいきと働く障がい者の方々を見て、「自分の思いを実現するにはこれしかない!」と、思い独立を決意したんです。
 
タージン 身近な方を失った悲しみをきっかけに、就労支援の道をスタートされたのですね。
 
大石 ええ。ところがある日、その人に「事業を始めるにはコンサル料を含め、頭金が数百万円いる」と言われて支払ったところ、翌月からなんと音信不通になってしまったんです。
 
タージン ええっ、なんてひどい! その後は一体どうされたんですか?
 
大石 自分が詐欺に合ったんだとわかり、当初は人間不信になりかけました。でも、それ以上に「事業をやりたい」、「やっぱり自分にはこの道しかない!」という思いが強く湧き上がってきたんです。それで「これを機に一から勉強し直そう」と、就労支援について学ぶことにしました。大金を失いましたが、騙された経験がなければ、きっと今の自分はいません。その意味では、この辛い経験も糧になって良かったのだと思っています(笑)。
 
タージン 何という、心の強さ! 普通の人なら諦めてしまうような最悪な状況を、前向きに捉えられたからこそ、今があるんですね。
 
大石 はい。それで勉強で得た知識と、周りの人の支えをもとに、2016年の8月に当事業所をオープンしました。
 
 
 
 

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