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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

奈良の田んぼの中で選ぶ
米国製タクティカルギア

 

「やれる」という直感を信じてきた

 
畑山 とてもユニークなご経歴ですね! 同じような経験をされた方は、まずいないでしょう。
 
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櫻田 誰かに話しても、「それは嘘だろう」と笑われますね。だから、自分の過去はあまり話さないようにしていたんです。でも、これまでの自分はともかく、今の自分とこれからの自分のことは人に理解してもらいたい。最近は、そういう気持ちも湧き上がってきました。
 
畑山 櫻田社長が今までの人生で、大切にしてきたお考えがあればお聞かせいただけますか。
 
櫻田 リスクを恐れないこと。自分が「やれる」という直感しか信じずに生きてきました。むしろ、周囲にわかってもらえることは、つまらないからやりたくないという考えを貫いているんですよ。だって、世の中のみんながわかるということは、それが新しくないということでしょう? だから、人に怪しまれるのはいつものことで、周りが困惑すればするほど「俺は、新しいことをやっているんだ」とわくわくしますね。
 
畑山 少なくとも「挑戦すれば良かった」と後悔することはなさそうですね。
 
櫻田 はい。私はこれまで一期一会を大切にして、いつ死んでも後悔だけはしない生き方をしてきました。多くの人が躊躇する場面でも気にせずに突き進んできたんです。これから先も、自分が成長できると感じたことには迷わず挑戦したいという気持ちは変わりません。
 
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店内を案内してもらう畑山さん
畑山 そういう生き方を徹底して、つらくなることはありませんか?
 
櫻田 何か変わったことを始めると、すぐ人に責められることはありますね。しかし、全然気にならないんですよ。なぜなら、人を責めるのはその人の持つ価値観の問題であって、私の問題ではない。人に責められて私が生き方を変える必要はないからです。それに、私は自分で自分を責めることだけは絶対にしません。「世間が全員敵になっても、俺だけは味方だぞ」と、いつも自分に言い聞かせているんですよ。
 
畑山 奈良県の畑の真ん中という、繁華街から遠く離れた場所に「LAST GEAR」をオープンしたのも、櫻田社長の挑戦の1つということでしょうか。