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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝承された職人の心
極小部品に魂を込めて

 

ものと人の品質向上にもこだわりを

 
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水野 製造業を取り巻く環境は、刻一刻と変化していると思います。金属の原価も、昔より数倍に上がっているそうですね。
 
田端 製造業は、景気に左右される業種ですよね。でも、景気に左右されずに高めていける部分もあるんです。その1つが品質維持。弊社では昨年の夏に、遅ればせながら、専任の検査員がいる検査室を新設しました。部品の寸法や不良品の件数、発生理由などをデータ化し、カルテのように管理しているんです。新設から1年が経ち、お客様から「これなら安心だ」とのお声も届くようになりました。
 
水野 不景気の影響で品質が低下することを恐れるメーカーさんも多いと思います。その中で、サン・デンさんの取り組みが評価されるのは納得ですよ。もう1点お聞きしたいのが、製造業界に共通する若手への教育です。田端社長が経験されたようなしごきは、もうないと思いますが(笑)。
 
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田端 もちろんですよ(笑)。スタッフとの会話を絶やさないようにして、「チームとして一緒に頑張っていこう」という方向で指導しています。ただ、その大前提としてあるのが、「いい育てられ方をしたね」と言われる人材に育てることです。この会社から独立、あるいは別の会社に移籍したときに、人として失格の烙印を押されるようでは可哀想ですからね。社会人としての基本的なマナーも教えているんです。
 
水野 それも“情”、つまり、人情ですよね! お話をうかがって、部品づくりでメーカーさんや使用する人のことを考えたり、スタッフの将来を見据えて教育したりと、田端社長は先々のことを深くお考えになって行動されているのだと感じました。そこで気になるのが、田端社長が描かれるサン・デンさんの夢です。
 
田端 叶ったときに終わりを迎える夢ではなく、志として私が持っているものは、多くのお客様に「サン・デンなら安心」とおっしゃっていただけるような会社にすることです。どれだけ会社を大きくしても、「あそこはイマイチだな」と言われるようではいけません。人に必要とされ、頼りにされてこそ、企業価値は生まれて、生きた会社になる。そこを忘れずにこれからも努力していきたいですね。
 
水野 利益や効率ではなく、責任感や誇りを優先する。古き良き職人魂って、どんなに自動化が進んでも受け継がれていくのですね。これからもぜひ、日本の製造業を支えてください。応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
余裕と遊び心を持つことです。がちがちに仕事だけをするのではなく、自身の楽しみを見つけていくことが大切だと思います。
(田端和志)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 株式会社サン・デン
 ■ 本社 〒179-0085 東京都練馬区早宮3-32-16
 ■ 埼玉工場 〒354-0043 埼玉県入間郡三芳町大字竹間沢字通西20-6
 ■ 事業内容 精密部品挽物加工
 ■ 設立 昭和43年4月
 ■ 従業員数 10名
 ■ 主な取引先 株式会社鋲定本店・富士営業所・新川崎営業所/ビクセングループ/ 有限会社三芳光機/メイジテクノ株式会社/株式会社原田製作所
 ■ ホームページ http://www.sun-den.co.jp
 
 
 
 

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