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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 大阪府出身。大学時代に喫茶店のアルバイトを通じてサービス業に惹かれ、ホテルの従業員として働き始める。そのときにホテルに人材を派遣する会社の担当と出会い、同社に転職した。関西を中心としたホテルへの営業、人材育成、派遣業務に従事。2006年、49歳で退職して神鍋高原のリゾートホテルの総支配人となる。2014年竹野北前館へ転職。前任者の仕事を引き継いで総支配人となり、現在に至る。【ホームページ
 
 
 
地域活性化につながる町おこし。そのプロジェクトに取り組むには、自分たちが住む町にどんな魅力があるのかを熟知していることが欠かせない。「地元の方は案外、自分が住む町の魅力に気付かないことが多いんです」と語るのは、長年にわたりホテル業界の仕事を務めてきた経験を持つ、株式会社北前館の佐々木安孝総支配人。大阪府出身の佐々木総支配人に、兵庫県北部の但馬エリアにある豊岡市竹野町の魅力と、地域活性化につながる試みを聞いてみた。
 
 
 

竹野の歴史と見所を知って遊ぶ

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 株式会社北前館さんが運営する兵庫県豊岡市竹野町の施設、北前館にうかがっています。こちらには日帰り温泉やレストランの他、「かぜまちミュージアム」という資料館もあるそうですね。
 
佐々木 はい。この施設はもともと、「竹野北前館」という名称で北前船の資料館として建てられたんです。竹野町はかつて、日本海で貿易を行う北前船の寄港地でした。そこで町おこしの一環として建てられたのが、竹野北前館だったんです。その後、2008年にこの付近を含む山陰海岸一帯が日本ジオパーク委員会からジオパークとして認定されまして。これは科学的に重要、あるいは美しい地質遺産を含むエリアを認定するもので、2011年には世界ジオパークネットワークへの加盟が認められました。そうした経緯もあって、このエリアにさらなる活気を生み出すべく、2016年4月に当施設をリニューアルオープンしたのです。
 
タージン するとこの施設が、竹野町の自然を知るための拠点となっているわけですね。
 
佐々木 そうですね。例えばこれは、竹野地域の魅力を伝える直径5メートルの3D模型プロジェクションマッピングです。このマップに映し出される映像から、竹野の歴史や山陰海岸の成り立ちを知ることができます。
 
タージン これはすごい! 大昔、日本列島は大陸の一部で、2万年前には象がいたんですねぇ・・・。壁面パネルも合わせて見るとよくわかります。これはおもしろいなぁ。
 
佐々木 ミュージアムから徒歩5分くらいの場所では、象や鹿の足跡化石が見られますよ。
 
タージン そういった化石の存在が、日本列島がユーラシア大陸とつながっていたことの証明ですよね。その後の大陸移動で日本海が生まれ、猫崎半島と竹野浜ができたわけだ。
 
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ミュージアムエントランス
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5分の1スケールの北前船「天神丸」