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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

「志」育てる個別指導塾
悩める中高生を熱血支援

 

塾の生徒たちの生涯にわたる味方でありたい

 
名高 生きることを選択されたのですね。
 
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坂野 このままじゃいかんと。母のために、懸命に働いて養ってくれている父のためにも前を向いて生きていこうと決意して、通信制の高校に入りました。そして、週1回のスクーリングで集まってくる子たちと交流するうちに、彼らの多くが精神的に苦しみもがいていることを知って、どうすれば彼らを支援できるだろうかと考え始めました。
 
名高 もうすでに教育者の思考ですね、それは。
 
坂野 はい。そのころから私の中には、少し前の自分と似たような困難に直面している子たちが前向きになれるように、教育で生きていきたいという気持ちが固まりつつあったんです。
 
名高 同じ高校生の悩む姿を見て、教育への意志が芽生えるというのはすごいことだと思います。その後、どのような経緯で現在に至ったのでしょうか。
 
坂野 あと半年で卒業というところで高校を辞め、高卒認定試験をパスしてから大学を目指すことにしました。悩んでいる子たちと自分が同じ環境にいたままでは、彼らのために頑張ることもできないんじゃないかと思ったんです。
 
名高 それもなかなかできない発想ですよ。でも学校を離れての勉強は大変だったでしょう。
 
坂野 1日だいたい16時間、食事とトイレ、風呂以外の起きている間はずっと勉強していましたね。教育に真っすぐ向かうためにも、それまでの人生に区切りをつけたい一心でした。だから合格を果たした19歳のタイミングで、過去を引きずることは一切やめたんです。
 
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名高 つまり、自分を苦しめていたものに打ち勝ったんですね。合格することで、それまでのつらい経験もすべて、今の自分をつくる“材料”だったと思うことができたんじゃないですか。
 
坂野 その通りです。どんな経験も私が私である理由の一部だと思えば、素直に受け入れられます。
 
名高 そして、2015年の秋、この若さで塾を始めたわけですね。どんな塾でありたいと思っていますか?
 
坂野 今のところ生徒は中学生と高校生が1対1の割合です。そして、私は勉強うんぬん以前に、塾で出会った子たちに対しては、いつまでも味方であり続けたいと思っています。彼らよりも年齢的に少し先を生きている人間として、例えば彼らの誰かが40歳で挫折したら50歳の私が相談に乗るというふうに、ずっと背中を見せてあげられる存在でありたいんです。