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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 宮城県出身。バブル景気に沸く1980年代から不動産業界でマンション営業の腕を磨き、1995年に前身となるヴァン都市開発(株)の取締役に就任。1999年、不動産の売買からコンサルティングまでを手がけるグランヴァン(株)設立と共に代表取締役に就任し、現在に至る。電話による新規開拓営業に頼らず、既存の顧客を手厚くサポートする「紹介営業」に力を注ぐことで、2017年6月期には売上高100億円の達成を目指している。 【ホームページ
 
 
 
熾烈な競争が日常のマンション販売の世界にあって、既存の顧客から紹介を受ける「紹介営業」の比率を徐々に拡大し、ついにはほぼ100%にまで高めることに成功したグランヴァン株式会社。従来の営業方法から大きく舵を切った松平博雄代表取締役は、紹介営業の成功の秘訣は、顧客への気遣いに行動を伴わせる「気働きの精神」だと話す。その見本を自ら示し、社員にも実践するなど誰に対してもその精神を忘れない松平社長に、これまでの歩みと手がけてきた改革、そして今の取り組みについてうかがった。
 
 
 

演歌歌手から不動産会社の経営者に

 
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インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 マンションの販売を中心に、不動産の仲介や管理、リノベーションまでトータルで手がけられているグランヴァンさん。「グランヴァンシリーズ」という自社ブランドマンションも扱われているそうですね。松平社長は、ずっと不動産の世界を歩んでこられたのですか?
 
松平 いえ、大学を出てしばらくは、全く今の姿とは違う夢を思い描いていました。実は、実家の酒店を継ぐために2年ほど修業に出た後、あるオーディションがきっかけで、演歌歌手としてデビューしまして。
 
 演歌歌手ですか! これはまた、意外なご経歴ですね(笑)。
 
松平 でも、さっぱり売れなくて(笑)。そうした辛い時期を経験し、一時はすっかり落ち込んでいました。そして、そこから再起をかけて飛び込んだのが、不動産業界だったわけです。不動産会社に勤めて何年かマンション営業を経験した後、当社の前身に当たるヴァン都市開発が1995年に設立され、私は専務に就任しました。その後、先代の社長がお辞めになったため、代表取締役を引き継ぐことになったんです。
 
 そして今では60人以上の社員を抱えておられるとか。それだけ多くの社員を導いてこられたんだからすごいなぁ。しかしここまでの道のりの中で、大変な時期もあったのでは?
 
松平 そうですね、名古屋支店を開いた2005年のあたりは、東京圏でのマンション販売が厳しくなってきた頃で、当時は景気全体も良くはありませんでした。でも、そんな中でも唯一好調だった自動車会社のある地域に照準を定めようと、営業の主力メンバーを送り込んだんです。すると幸いにもそれが功を奏し、短期間に売り上げが伸びて、業績を回復することができました。
 
 
 
 

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