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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。新宿の高層ビルで見た高所清掃の仕事に興味を持ち、中学卒業と共に高所清掃のアルバイトを始め、やがて正社員勤務へ。20代で経験したバイク事故による入院生活で対人サービスの奥深さに触れ、ホームヘルパーの資格を取得。そして2011年清掃会社として独立し、埼玉県草加市でオフィス大八(株)を設立した。ビルに限らず店舗や一般住宅などの清掃業全般を手がけている。【ホームページ
 
 
 
ビルの壁面にロープだけでぶらさがり、窓ガラスや壁材をスピーディーに磨いていく高所清掃。その特殊さ、カッコ良さに興味を覚えて10代半ばで入門し、20年近いキャリアを経て2011年にオフィス大八株式会社を設立した前島大介代表取締役。「自分のため」を貫く仕事で顧客の様々な要望に応え、自己表現とサービス業の両立に成功している秘密は何なのか。前島社長の歩み、後進への姿勢などをうかがいながら探ってみた。
 
 
 

10代半ばで高所清掃に入門

 
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インタビュアー 山川恵里佳(タレント)
山川 オフィス大八さんは高所清掃を手がけておられるとお聞きしました。ビルの外壁にぶらさがって作業するんですよね。見かけるたび、よくあんなことができるなと感心しちゃいます。御社ではビルの他にも、店舗や個人宅などのクリーニングもされているとうかがいましたよ。
 
前島 はい、清掃全般と考えていただければわかりやすいと思います。オフィスビルも店舗もやりますし、いわゆるハウスクリーニングも承っていますよ。高所作業にはロープを使う他、マンションの改修工事の時などは、足場上でタイル洗浄を行うこともあるんです。
 
山川 本当に清掃なら何でもしてくださるんだ。高所の清掃業務やハウスクリーニングなどのお仕事とは、どのようにして出合ったのでしょう。
 
前島 私は新宿で生まれ育ちましてね。ご存じのように新宿は高層ビルが多く、私が子どもだった当時も、ロープアクセスの高所清掃を見る機会がありました。先ほどの山川さんの感想と同じように、これはすごいなと。それで、ああしてお金をもらえるならおもしろいなと思って、中学卒業後すぐにアルバイトから始めたんです。
 
山川 私が感心したのは「自分には無理だ」という気持ちが大きかったからなんですけど、前島社長の場合は、「おもしろそうだ、やってみたい」と思われたんですね。怖くはなかったんですか?
 
前島 あまり気にしませんでしたね。怖いもの知らずだったのもあるでしょうし、もともと高いところが好きなのかもしれません。そんな、ちょっとした動機から始めた仕事が20年以上も続いているんですから、不思議なものです。