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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 石黒彩(タレント)
石黒 分野を問わず、様々な業界の翻訳サービスを手がけるアポロトランスレーションサービスさん。渡辺代表が翻訳のお仕事を始めるきっかけは、なんだったのでしょう。
 
渡辺 私は大学を卒業後、一度は就職したもののすぐに結婚し、夫の仕事の都合でアメリカに渡り暮らしていました。「社会に出て働きたい」という気持ちはありましたが、ビザや永住権の関係で思うように就職はできなかったんです。悩んだ挙句、「何ができるかわからないけど、どりあえずせっかくだから、あまり得意ではない英語を勉強してから考えよう」と地元の大学に通うことにしました。その後、あることがきっかけで同じ地域に住む日本人で翻訳をしている方から「仕事を手伝ってほしい」と頼まれたのが、この世界に入るきっかけになったんです。もともと読み書きが好きだったので、合っていたのかもしれません。
 
石黒 そうして翻訳家への第一歩を踏み出されたわけですね! でも、翻訳って大変なお仕事でしょう。
 
渡辺 叱られてばかりでした(笑)。その後、日本の翻訳エージェントに登録し、特許翻訳や技術翻訳を中心に様々な分野の翻訳を学びましたよ。そして、翻訳の仕事を5年、アメリカ滞在が13年になったところで日本に戻ることになったんです。帰国後勤めた医療機器の会社での品質・安全部門の社内翻訳者や秘書の経験を通して、本格的に翻訳を仕事にしたいという気持ちが強くなり、このたび独立に踏み切りました。
 
石黒 現在のご依頼は、比較的医療分野が多いんですよね。医療分野の翻訳というのは、具体的にどのような内容なのでしょう。
 
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渡辺 あくまでも一例ですが、欧米で開発された医療機器を日本の企業が輸入販売する場合、関係当局の厳しい審査を受ける必要があるんです。そのときに提出する申請書の基データとなる資料や文献等の翻訳がそれにあたります。
 
石黒 お聞きするだけで難しそうなお仕事ですね! 当たり前の話かもしれませんが、英語の文章を読みやすい日本語に翻訳するのは、私たちの想像以上にご苦労が多いのでしょう。
 
渡辺 そうですね。ぴったりくる表現が見つかるまで、何度も何度も辞書をひいたりインターネットで資料を探したりして考えます。ご飯を食べていてもお風呂に入っていても、気になる言葉が頭から離れないこともたまにあります(笑)。