B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 埼玉県出身。看護師に憧れ、助手として働く。結婚後は専業主婦として家庭を守り、子どもが成長したことを機に看護学校に通い准看護師に。精神科の病院等で経験を積んでから、改めて看護学校で正看護師資格を取得した。精神科に特化した訪問看護ステーションを運営する会社に就職。役員に昇格し経営ノウハウも学ぶ。実績を活かしつつ現場に出たいと願い、(株)ユーネームイットを設立。2016年6月に「訪問看護ステーションハピネス」をオープンした。【ホームページ
 
 
 
2016年6月、埼玉県鶴ヶ島市にオープンした「訪問看護ステーションハピネス」。精神の病と闘う人たちの自宅を訪問し、社会復帰を支援する福祉サービス事業を手がけている。運営する株式会社ユーネームイットの代表取締役・臼田恵氏は、大手訪問看護ステーションを運営する会社で役員を務めた後に独立した。それは「看護師として、いつまでも現場に出続けたい。全ての人が幸せになれる看護事業を立ち上げたい」という情熱に突き動かされてのことだった。
 
 
 

精神疾患を抱えている方を支援する訪問看護

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 ユーネームイットさんは、精神科訪問看護を手がける「訪問看護ステーションハピネス」を運営しているそうですね。臼田社長は看護師さんとして現場でもご活躍中だとか。
 
臼田 はい。当社は精神に病を抱える方を対象にした訪問看護事業を行っていまして。日本では100人に1人が統合失調症を患っていると言われています。その中で全員が精神科の病院やクリニックに通院・入院しているわけではありません。病院に通ったけど自宅療養に切り替えたとか、そもそも、引きこもりで部屋から出られないという方も大勢いらっしゃるんです。そうした方々が普通の生活に戻れるよう、ご自宅を訪ね支援を続けていく。それが訪問看護の仕事です。訪問対象は統合失調症の他、パニック障害やうつ病、認知症など精神疾患者の方全般ですから多岐にわたります。
 
杉田 訪問先では、具体的にどのようなことをするのでしょう。
 
臼田 中心になるのは、病院で出された薬をちゃんと飲んでいるかなどの内服管理ですね。統合失調症の場合、脳の病気なので薬でコントロールするしかありません。でも、利用者さんは病院から自宅に戻ると、「もう治ったんだから」と薬の服用をやめてしまうことが多いんですよ。それでは、また症状が悪化して入院し、改善されてきたので退院・・・という繰り返しになっていまいます。
 
杉田 そうした悪循環を断ち切るため、訪問して薬を飲むよう声をかけてくださる方がいると助かりますね。ご家族も安心するでしょう。
 
臼田 特に精神疾患を抱えている子どもの親御さんは、精神的に参ってしまうケースが多いですからね。ご家族の相談に応え、支援するのも私たちの大切な役目です。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事