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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

不用品をリペアし海外へ
新時代型リサイクル事業

 

変化を恐れず海外リユース事業にも着手

 
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 では、海外リユース事業「エコフレンズ」についてもおうかがいします。どういった経緯で、海外リユースを始められたのでしょうか。
 
和田 実はたまたま、海外貿易の仕事でサプライヤーを探していたお客様から勧められて、海外リユースに巡り合いました。それで2012年に店舗を見つけ、値段交渉したところ、大家さんからOKをいただきましてね。幸先が良いなと思っていたら、さらに大家さんが、この店舗で商売を営んでいたカーショップが繁盛して、より大きな場所に移転したことも教えてくださったんですよ。
 
 それは励まされるなぁ。でも、海外リユースのお仕事は初めての経験だったんですよね。ということは、ノウハウがないゼロの状態からスタートを?
 
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和田 はい。手探りの中で経験者にアドバイスを受け、人脈もつくって、少しずつノウハウを身につけていきました。すでにリサイクルショップの経験は積んでいたので、不安はあまり感じませんでしたね。当然、未知の仕事なのでリスクも考えはしましたが、成功すると目算を立て、ダメなら仕方ないと覚悟を決めていたんです。
 
 その決断力がすごいですね。普通は、未知の仕事を前にすると失敗の可能性を考えてしまって、踏ん切りがつかない人が多いでしょう。その点、和田社長はご自身の勘を信じて道を切りひらく行動力を持っておられる。僕も人生の転機が来る度に自分の勘を信じてきたので、お話にはとても共感できます。
 
和田 私の勘は、偶然を当てにする感覚ではなく、常日頃から養っている反射神経によるもので、アンテナのようなものなんです。そのアンテナで情報をキャッチした時に、たとえ自分が変化せざるを得ないとしても、行動することが大切だと思うんですよ。
 
 なるほど。変化を恐れない姿勢だからこそ、海外リユースという新事業にも勇気をもって着手できたわけですね。
 
和田 そうです。私のモットーは「唯一生き残るのは、強い者や賢い者ではなく、変化できる者である」ということ。21世紀に入り、世の中が海外に目を向けている今、自分も変化しなければ生き残れません。そういう思いでエコフレンズを運営しています。