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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

恩返しの心で仕事に臨む
土木・宅地造成のプロ

 
 
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畑山 例えば廃棄物収集運搬の仕事では、どのような段取りを組まれるのですか。
 
篠井 お客様からトラックを3台用意してくれと言われても、2台で充分なことがあります。ですから無駄が出ないよう、現場に行った社員と連絡を密に取り、その都度、適切な台数を確認するようにしていますね。もしも不要とわかった場合、余ったトラックは別の現場に向かうよう指示を出します。
 
畑山 篠井社長の判断で、効率も利益も全く変わるんですね。
 
篠井 ええ。例えば料理って、料理人のさじ加減次第で味の良し悪しが変わりますよね。この仕事でも似たようなところがあって、トラックで資材や土を運び出すタイミングをいつにするのか、指示の出し手の判断が結果を大きく左右するんです。
 
畑山 なるほど。僕は飲食店を経営していますので、料理人の例えはよくわかりますよ。確かに料理をする人が味をどう整えるのか、どのくらい火を通すのかなど、そのときの判断で味は変わりますからね。
 
篠井 ですから私はトラックを用意するにしても、繁忙期は余分に配車をしておいて急な仕事に備え、逆に閑散期は少なめにするなど、時宜に応じた対応をするための工夫を欠かさないんです。
 
畑山 その結果、経費削減をしつつ、お客さんのニーズにきちんと応えられる体制になっているわけだ。
 
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篠井 私は利益の追求より、お客様のニーズに応えることが第一だと思っています。2012年の起業当時から今もお世話になっているお客様に対しては、本当に感謝の気持ちしかありません。ありがたいですし、そのお客様のためなら多少赤字になることがあっても、要望に応えたいですね。
 
畑山 立派な心構えです。利益は後からついてくるもの。信頼関係があれば、「今回損をさせてしまったから、次は大きな仕事を出してあげよう」っていう気持ちになりますよね。
 
篠井 そう思います。私はお世話になった方々に恩返しをする気持ちで仕事をしているんです。以前、代金の未払いがあって会社がどん底に陥ったことがありました。その時、当社を支えてくれたのが今の専務でした。あの時は非常に心強かったです。彼に対しても恩を返していきたいですね。
 
畑山 恩返しの気持ちを持って、仕事に臨まれているところに頭が下がりますよ。
 
篠井 自分がたどって来た道のりを振り返ると、おのずとそういう気持ちになります。おかげさまで最近は大手さんの仕事も増えたので、さらなる信頼を得るために頑張っていきたいですね。
 
畑山 ますますのご活躍を期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
現場仕事をいかにして効率的かつ的確にまとめあげるか――。思い通りに事が進んだときが、最高の喜びの瞬間です。
(篠井俊彦)
 

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