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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 京都府出身。父は靴やかばん用生地などを扱う会社を経営。学生時代からアルバイトで繊維の仕事に触れていたことで、同じ道を志すように。工場で2年間下積みした後、父親の下で3年間修業する。その後も繊維を取り扱う会社にて経験を重ね、特に営業分野での業績を伸ばした。2011年8月に独立。小規模体制ながら、豊富な経験と真摯な姿勢により、着実に販路を拡大している。【ホームページ
 
 
 
「営業先に乗り込む」と言うが、お客様は敵ではない。恋人、あるいは好きになった相手と思え――。そう語るのは、株式会社ソウヒロ代表取締役の塚本尚茂氏。起業からわずか数年でシェアを拡大できたのも、他とは一味違った営業手法があったからだ。時折冗談も交える口調からは和やかな人柄がにじみ出るが、そのまなざしは真剣そのもの。塚本社長独自の営業美学は、どこにルーツがあるのだろうか・・・?
 
 
 

ニーズを汲み取る手芸用品会社

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 かばんをはじめとする繊維製品と、その材料を取り扱っているソウヒロさんは、ジョイントという手芸用品の自社ブランドもお持ちだとか。
 
塚本 Jointでは、本革を主体にバッグに付随する持ち手やパーツ、金具など幅広く取り扱っています。最近ではお客様からのニーズでアクセサリーパーツも取り扱うようになりました。それらの企画を行い、小売店や問屋などのお客様に卸しているんです。
 
矢部 企画というと、単なるバイヤーではなく、塚本社長ご自身が立案することもあるんですか。
 
塚本 そうですね。私は、お客様の要望を形にするところに喜びを感じるんです。手芸材料は世に溢れていますが、ニーズも様々なので、要望に直結する既存品はなかなかないんですよ。
 
矢部 流行の激しそうな業界ですものね。その荒波を乗り越えてきた塚本社長から、どんなお話が飛び出すか楽しみです!