B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

他社との連携で事業展開
住まいを通じた貢献を

 

住まいに関わる全ての人に役立つ仕事を

 
 不動産・建築業界というと、普通は「この仕事は他社に渡さない」という奪い合いの姿勢ですよね。僕は実家が土木建築の会社を経営していたので、そういう体質をよく知っているんです(笑)。その点、同業他社との共存を大切にする永野社長はとてもユニークだと思います。そのようなお考えの根底には、何があるのでしょう?
 
glay-s1top.jpg
永野 独立する時に、自分はなんのために起業するのかを考えた際、「人の役に立つ会社をつくる」ことが一番重要だと思ったんです。さらにそのためにはどういう業態が良いのか考えた結果、「複数の業務ができるスキルがあれば、仕事を自社のみで抱え込まず、必要に応じて他社のやらない部分を自社で担当し、協力し合うことでお客様はもちろん、同業他社のお役にも立つことができる」という結論に至りました。いつも協力し合えればコミュニケーションもおのずととりやすくなり、それだけ情報も入ってきて、仕事が良い形で循環していきますから。
 
 確かに強いつながりができれば、困った時に相談してくれる人や、逆に相談に乗ってくれる人も増えますよね。下手に自社で抱え込んだために、人手不足になって工期が遅れるという事態も避けられそうだ。ただ、1つの物件に何社もの業者が関わると、その分意思の疎通や連携が難しくなる面もあるのでは?
 
永野 そこは、自分たちの役割を明確にして仕事をしたうえで、次の業者にバトンタッチをすれば大丈夫です。役割を明確に、と言う意味では例えば、先日ご依頼いただいた注文住宅の施主様が、ご主人は大工さん、奥様は建材屋の娘さんというご夫婦でして。打ち合わせをした時に、ご主人が「自分の家だから自分の手で建てたい」とおっしゃったんです。そこで当社は土地の用意と設計のみを担当し、工事はご自身でやっていただくことにしました。お客様にとって大事なことは何なのか、また他の業者さんは何を求めているのかを、物件や現場ごとにしっかり判断すればいいのだと思いますよ。
 
glay-s1top.jpg
デザインコンテストの応募受付をした時の様子
 その柔軟な発想は素晴らしいですね。不動産を売買したい方や家を建てたい方、リフォームをしたい方、そして同業者まで、住まいに関わる全ての方に役立つ仕事をする。永野社長はそんな姿勢をお持ちのようだ。特に、地域の方に向けて活動していることはありますか?
 
永野 そうですね。他にも地域にお住いの方に向けたイベントとして、家やマンションの骨組みだけを残して内装をまるごとリノベーションする、「スケルトンリフォーム」のデザインの一般公募を行っています。子どもの部、大人の部それぞれの案を建築家の先生や地域情報誌の編集長等に審査していただき、結果を発表するというものなんです。
 
 へぇー、おもしろい! 地域の方との交流や、建築に興味を持ってもらうという意味でも良い活動ですね。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事