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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

一人ひとりに合わせた
至高の受注生産ウクレレ

 
 
店内には素敵・キレイをテーマにしたウクレレが並ぶ
 サッカーのスパイクと同じですね。革の質や縫い方はもちろん、左右の足の大きさに合わせ、様々な要求を満たして初めてプロが履ける靴ができるんですよ。でも正直、ウクレレってインテリアの1つというか、楽器としてはチープなイメージも広がっていますよね?
 
高達 そのイメージを変えていきたいんです。例えば、数億円で売買されるストラディバリウスというヴァイオリンは、300年以上も大事に受け継がれたことで音が精錬され、価値も高まりました。ウクレレも長く受け継がれていくことで、ますます音色に深みが出てきます。でも大量生産の商品の中には音程のバラつきが多く、精度の悪い粗悪品もたくさんあります。きちんとした音を奏でる上質で丈夫なウクレレは、手仕事でしかつくれないんです。私がお客様と対面してウクレレをつくるのは、以上のことをお伝えするためでもあるんですよ。
 
 なるほど、高達代表のこだわりを聞けば、買い手の方もつくり手の思いを知ることができますしね。いやぁ私もウクレレのイメージが変わりましたよ。いろいろな思いが込められているのですね!
 
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高達 特に思いが強くなったのは、制作を始めて2年目のときです。ハワイのレコード大賞と呼ばれるNAHOKU賞のステージで、マウイのアーティストが私のつくったウクレレを使って賞を取ったんですよ。あれは本当に嬉しかったですし、運命を感じましたね。
 
 それはすごい。多くのご縁や運にも恵まれて今があるんだなぁ。高達代表のセンスと情熱が縁や幸運を引き寄せるんでしょうね! ウクレレづくりで大切にしていることはありますか?
 
高達 何よりも想像力とイノベーションを大事にしています。他人がやってないこと、今業界で足りないこと、求められていることなどを常に考えています。
 
 魅力的なアイデアを常に追い求めていると。ジュエリーを取り入れたウクレレもその意識から生まれたんですね。では最後に今後の目標を教えてください。
 
高達 ウクレレを、たくさんの人に弾いてもらえる楽器にしたいですね。そして日本にも、世界のミュージックシーンで弾くような人が1人でも増えてほしいと思っています。そのためにも、まずは後世に受け継がれるような名器を目指してつくり続け、私が死んだ後も存続するようなブランドに育てることを目指したいです。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
何事も本気で取り組むことです。本気でやっていると必ず手助けしてくれる人も現れます。本気でやれば何でもできると信じて取り組めば、何でも楽しいですよ。
(高達正)
 

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