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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都日本橋出身。東京医科大学大学院博士課程修了後、大手航空会社、製造会社、IT系企業にて産業医を務める。中学時代から続けていたウエイトトレーニングを健康づくりのツールとして多くの人に広めたいという思いから、日本体育協会公認スポーツドクターの資格を取得。Dr.TAKA(株)を立ち上げ、スポーツドクターや産業医としての経験を活かしながら、心と身体の健康づくりをサポートする。2016年7月、Dr.TAKA(株)代表を退き、栗原隆ウェルネスクリニックを開いた。【ホームページ
 
 
 
20世紀最後の年に医師免許を取得。以来、企業で働く人や地域の人々の心身の健康を支えるために予防医学に従事してきた栗原隆ウェルネスクリニックの栗原隆院長。学生時代から続けてきたトレーニングを身体づくり・心づくりのツールとして捉え、スポーツドクターの資格を取得してからは医学とスポーツ科学を融合させた新しいサービスのあり方を提唱する。そんな栗原院長に「健康づくり」に懸ける思いを聞いた。
 
 
 

医学と健康づくりの関係

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 栗原院長は、スポーツドクターや産業医として活動されているそうですね。私も身体づくりには気を遣っているので、今日はお話を聞けるのを楽しみにしてきました。
 
栗原 それは嬉しいですね。私はウエイトリフティングのチームドクターであった祖父の影響を受け、中学生の頃からトレーニングが日課になっていました。進路を決める際には、トレーナーになることも考えたのですが、祖父から「医師の資格があれば、仕事の幅が広がる」と言われ、結果的に医療の道に進むことに決めたんです。
 
水野 医療の道を選ばれたのは、おじいさまの影響が大きかったんですね。
 
栗原 ええ、未だにスポーツは「根性論」だと考える指導者が多い中で祖父は医科学を大事にしている人でした。確かに、アスリートの場合、精神を鍛えるという意味では根性論が通じるところもあるのかもしれませんね。しかし、本当の意味で心身を鍛えるのであれば医科学は欠かせません。
 
水野 確かに、トレーニングに必要な様々な知識が医学にはあると思います。さらに医学にもとづいて身体を鍛えていくことが、健康への近道である気もします。そう考えると、医学とトレーニングって密接に結びついていますよね。
 
栗原 そうなんです。それに、食事や日々の運動など生活習慣を変えていくことで、日本人の健康寿命を伸ばせるのはないかと気付いたのも医療の道に進んだからこそ。予防医学を通じて、日本を元気にできると思ったんですね。そこで、まずは企業に勤める人々の健康を支える産業医になったのですが、企業を内部から変えていくのはなかなか大変でした。