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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 三浦淳寛(サッカー元日本代表)
三浦 山口代表が運営するおもてなし国際協議会さんは、日本の“おもてなしの心”を追求し、共有していくための機会を、個人や団体に対して提供しているそうですね。
 
山口 はい。2020年の東京オリンピック開催に向けて「日本のおもてなし」がすごく注目されています。しかし実際日本人は、隣近所に住む人をよく知らないなど、他人に関心を持たず、自己中心に振舞ってしまう人も多くおり、おもてなしという言葉だけが一人歩きしてしまっている印象があると思っています。
 そこで、おもてなしの本質や、真のおもてなしとは何なのかを外国人目線に立って研究し、真のホスピタリティ精神を民間レベルからつくり上げることを目的としています。
 
三浦 なるほど。真のおもてなしとは何かを研究し、外国人の皆さんにそれを提供するため活動をしていらっしゃるわけだ。
 
山口 はい。ただ日本の伝統的なおもてなしをそのまま提供するだけでなく、来日された皆さんが感動するおもてなしを提供できればと思っています。実は、私は学生時代、人見知りで人に何かを伝える仕事をするなど、想像もしていませんでした。でも、学生国際交流団体に所属していましてね。「よさこい踊り」などの日本の伝統芸能の復興活動を通じて、海外の学生と交流をしながら地域社会の活性化に尽力した経験が、今に結びついたんです。
 
三浦 それはすごいなぁ。学生時代からグローバルに、しかも地域社会に貢献する活動をしてきたなんて。
 
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山口 たまたまです(笑)。でもよさこい踊りを通した国際交流の経験や、そこで出会った人々が私の人生を決定したといっても過言ではないでしょう。
 2002年当時は、ドラマ作品の『冬のソナタ』が話題になる前で、韓流ブームはまだ沸き起こっておらず、近隣のアジア諸国への関心が少なかった時期でした。私自身も韓国で開かれた国際交流イベントに行く時は、反日感情を意識して恐る恐るでしたが、「会いたかった」などの日本語の挨拶や、日本語の歌を歌ってくれるなどの熱烈な歓迎を受けたことにとても感動しましてね。イメージが一変したんです。そして、よさこい踊りのような伝統文化を伝える活動を通して、「スポーツや芸術で平和をつくることができる」ということを、身を以て体験できました。