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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都江戸川区出身。携帯電話の販売会社で代理店営業を務めた後、独立の経験を経て、派遣会社のエンジニアに。iPhoneの修理を手がける店があることを知り、独学で修理技術を身に付け、(株)エムシースクエアを設立。iPhone修理の専門ショップ「りんごLabo」をオープンした。現在は直営店とFC経営の店舗を含め、5店舗を経営している。【ホームページ
 
 
 
株式会社エムシースクエアが運営する、iPhone修理の専門ショップ「りんごLabo」。正規ルートで修理に出せば時間がかるiPhoneの故障を、わずか1時間程で直してしまう注目のショップだ。誰にでも習得できる修理マニュアルをつくり、このビジネスをフランチャイズで展開しているのが、代表取締役の具志堅満氏。ユーザーにとっても加盟者にとっても有意義な店舗づくりをしている具志堅社長に、事業展開への思いをうかがった。
 
 
 

iPhoneの修理をわずか1時間で完遂!

 
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インタビュアー 三浦淳寛(サッカー元日本代表)
三浦 iPhone修理の専門ショップ「りんごLabo」を展開する、エムシースクエアさん。iPhoneの修理が、ほとんどの場合、1時間程で完了してしまう、とても便利なお店とお聞きしました。今日はまず、具志堅社長のご経歴からおうかがいしたいと思います。IT業界に入ったきっかけから教えていただけますか?
 
具志堅 携帯電話の販売会社で、代理店営業を担当したのが最初ですね。その後、個人事業主として独立して、同じ仕事を始めました。ところが、これが失敗してしまいまして。もともとパソコンに詳しく、システム開発もできたので、派遣のエンジニアに転身しました。こちらは順調に進みましたが、やはり派遣ではいつ仕事がなくなるともしれません。そんな時にiPhoneの修理をする店があると知り、自分でもやってみようと勉強を始めたんです。
 
三浦 当時はまだ、そうしたお店は少なかったのでしょうか?
 
具志堅 そうですね、全国に4、5店程しかなかったと思います。だからこそ自分でフランチャイズとして展開すれば、成功できると考えたんです。そこで中古のiPhoneを何台も買ってきたり、部品の調達先を調べて購入したりして分解しながら、独学で修理の勉強をしました。