B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

上質で格安のリフォーム
豊富な経験を最大限活用

 

「段取りが9割」の激務が今を支える土台に

 
151118_k2451_t01.jpg
杉田 平塚代表みたいに、社会人1年生くらいの年齢で大工工事の番頭さんを経験された方って、他にもいるんでしょうか? 大工さんというと強面の職人気質の方が多いイメージだから、20代前半の若者ではとても太刀打ちできない気がして。
 
平塚 かなり珍しいと思いますよ。実際、30代半ばまで勤めて2012年に独立しましたが、辞めるまで私より若い番頭は出てきていませんからね。おっしゃる通り、大工さんは決して扱いやすい人たちではないし、腕のいい職人になるとかなり年配で、しかも男ばかり。私にしたって、最初はかなり“なめられていた”節があります。
 
杉田 でも、そうした厳しい目をはね返して、現場を立派に指揮できるようになったわけですね。
 
平塚 こちらの年齢に関係なく、要はどれだけ大工さんに儲けさせられるか、段取りをちゃんとやれるかなんです。それができないと、腕一本でのし上がってきた彼らはついてきてくれません。
 
杉田 儲けさせる、とは、具体的にどんな感じでしょう?
 
151118_k2451_d01.jpg
平塚 例えばマンションで、1部屋分の仕事をして15万円だとすると、10日かかるなら日当1万5000円だし、それが3日でやれるなら5万円になる。もちろん大工さんの腕にかかってくるんですが、材料の手配や図面の打ち合わせなど、番頭の要領次第で時間を稼げる部分も大きいので、そういう部分で職人に一目置かれるようになれるかどうかが分かれ目じゃないでしょうか。
 
杉田 なるほど。しかし、段取りを一手に引き受けるとなると、考えなくちゃいけないことがいっぱいありそうですね。
 
平塚 ゼネコンの監督と折衝する時は、100項目くらいの見積りを頭にたたき込んで臨みましたよ。番頭の仕事は段取りが9割なので、それで疲れ切って辞めてしまう人も少なくなかったですね。
 
杉田 それにしても、平塚代表の辛抱強さはどこから来ているのでしょう? お父様もベテランの大工さんだそうですけど、やはり、“門前の小僧”の例え通り、物心ついた頃からお父様の背中を見て育ったのは、平塚代表にとって大きかったんじゃないですか?
 
平塚 そう思いますね。小さい時から大工の現場に慣れ親しんでいたし、簡単な作業で小遣いをもらうこともありました。だから、職人たちに囲まれても必要以上にプレッシャーを感じないで済むのだと思います。