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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

大切な服を預かる使命と
感謝の心でニーズ満たす

 

工場のみならず店舗もサービス向上を図る

 
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地域密着で顧客に愛されるサービスを展開
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意欲のある店舗スタッフには様々な支援も行う
 お話をうかがっていて、改革の成果がいろいろな面で出ていると感じましたよ。楽しみながら仕事をすれば効率も上がる。サッカーでも選手が一丸となってプレイを楽しんでいるチームは強いです。御社の工場はそういう強さを身に付けられたわけだ。
 
岡山 ありがとうございます。これまでは工場の改革に力を注いできましたが、今後は店舗でのサービス向上にも一層力を入れる必要があると感じています。現在、11時お預かりで当日の夕方17時のお渡し、または12時お預かりで翌日17時のお渡しなど、週末の間にクリーニングを終えたいというニーズにも対応しておりますし、クレジットカードや電子マネーでの精算も行えるようにし、受付の待ち時間を少なくしています。
 
 それは便利だ! 最近は消費税の関係で小銭が必要なことが多く、スーパーやコンビニのレジで小銭を出すのに手間取ることが結構あるんですよね。他にも工夫しようとしていることはありますか。
 
岡山 今後はお客様に通勤時に出して、帰宅途中に寄っていただけるよう、閉店時間を遅くしたいとも思っていますが、これについてはスタッフの協力が不可欠。チームワークを発揮して、効率的に開店させられる仕組みがつくれたらと考えています。そうしたことも視野に入れながら、現在は希望するスタッフには接客のプロを育てるクリーニングアドバイザー、いわゆるCAや先程お話したTESなど、資格取得のための支援を行っています。
 
 それはいいですね。自分の実力が上がれば仕事もより楽しくなる。スタッフの仕事に対する意欲向上にもつながりそうだ。お客にとっても、資格を持った専門家が窓口にいていただけると、高価な洋服を預ける場合でも安心ですよね。
 
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岡山 はい。大事な洋服を預かるわけですから、ご来店いただくお客様一人ひとりに対して感謝の気持ちが伝わるような仕事を続けていきます。「岡山ランドリーを選んでよかった」とお客様にもスタッフにも思ってもらえるように、頑張りたいですね。
 
 後継者はもう決めておられるのですか。
 
岡山 子どもが3人いますが、後を継ぐよう言ったことはありません。子どものほうから「クリーニングの仕事がしたい、継がせてほしい」と申し出てくれるくらいの楽しい会社をつくり、それが業績向上につながればいいですね。また、過去に5名の障がい者を雇用したことがありますので、そうした社会貢献にも力を入れていけたらと思っています。
 
 御社のように、お客の利便を考えて感謝の気持ちを持って洋服を預かってくれるお店が近所にあれば、本当に助かりますよ。いつだったか、急ぎでクリーニングに出したい洋服があり、納期優先の店を苦労して探し回ったことがありましたので、あまり業界に対するイメージが良くなかったんです。あの時に御社の店舗が近くにあればどんなによかったか(笑)。これからも顧客本位の事業を展開し、業界のイメージを変えていってくださいね! 
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
人の幸せなくしては仕事も楽しめないですから、お客様、そして従業員の喜ぶ顔が見たいですね。それを実現するためにも、社長の立場としての自分を厳しく評価しています。自分への評価は嘘がつけないですし、明日への活力になります。
(岡山正弘)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 有限会社岡山ランドリー
 ■ 本社 〒190-0012 東京都立川市曙町2-34-17
 ■ 大山工場 〒190-0032 東京都立川市上砂町3-3-3
 ■ 日野工場 〒191-0012 東京都日野市日野1248
 ■ 事業内容 クリーニング事業/モップ・マット等のレンタル/たばこ販売
 ■ 設立 昭和28年1月
 ■ 従業員数 86名
 ■ ホームページ http://okayama929.net
http://tamete.net (クリーンマイレージ)