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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 ウィンフィールドジャパンさんは太陽光発電や地熱発電事業に取り組んでおられるそうですが、この事業に着手されたきっかけはどういったことだったのですか。
 
勝田 これまで当社では主に、企業向けのメガソーラーをプロデュースする太陽光発電事業を手がけていました。しかし、地熱発電のほうが、将来性があると考え、2015年から新規に取り組み始めた次第です。
 
 太陽光発電はよく耳にしますが、地熱発電というのはほとんど聞いたことがありません。
 
勝田 日本ではさほど浸透していませんが、アメリカやインドネシアでは盛んです。火山活動がある場所にしか地熱発電所はつくれませんから、日本には非常に適した発電方法だと言えるでしょう。
 
 火山の恩恵を受けている産業として、観光業や温泉産業といったものが挙げられますが、地熱発電もその1つというわけですね。
 
勝田 そうです。地球の内部には地殻変動によって常に地熱が蓄えられています。そこから発生した水蒸気でタービンを回し、発電機で電力を得るというのが地熱発電の仕組み。当社では、システム設計から稼動後の保証・メンテナンスまでトータルにサポートしています。
 
 言ってみれば温泉を発電に利用するようなものなんですね。他の発電方法に比べてどのようなメリットがあるのでしょう。
 
勝田 火力発電は化石燃料を用いますから資源が枯渇する可能性がありますし、二酸化炭素を多く発生するため環境汚染の原因ともなっています。そのいっぽう、地熱発電は枯渇の心配がなく公害も発生しません。
 
 なるほど。高いお金を支払って化石燃料を購入する必要がなくなれば、電力会社が電気代を下げることも可能ですよね。
 
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勝田 はい。再生可能エネルギーとしては太陽光発電のほうが知られていますが、太陽光発電は日中しか発電できないのに対し、地熱発電は24時間発電できます。その発電効率は太陽光発電の約10倍とも言われています。
 
 10倍!? それはすごいな。たくさんのメリットをもたらす、優れた発電方法だと思います。
 
勝田 ええ。ただ、地熱発電所をつくることによって、周辺の温泉が枯渇するのではないかと懸念する方もいらっしゃいます。しかし、実際に稼働している地熱発電所の付近で温泉が枯れたという例はありません。もしネックがあるとすれば、太陽光発電よりも多額の初期投資が必要となり、容易には導入できないということです。