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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 日暮社長は、個人の株式投資に関する講座を開催しているそうですね。以前は、新聞業界にいらっしゃったとうかがっています。
 
日暮 はい。日本経済新聞社に勤め、株価や企業財務、金利や経済成長といった幅広い情報をデータベースと分析モデルを併せてサービスする業務を担当していました。企業財務データなどは銀行や建設、小売りなど業界に特有なクセを見極めないと情報サービスはできない、といった難しさを実感できたのは良い経験ですね。
 
杉田 日経新聞時代に幅広い業界の経済情報を緻密に分析されていたご経験が、今のお仕事に活かされているということですね。
 
日暮 ええ、そう言えると思います。日経の株価指数や年金運用評価システム、ポートフォリオ分析システムなどの開発に携わり、株式投資や資産運用の実務感覚も身に付けました。とりわけ、ポートフォリオ分析は、投資リスクを小さくするための投資手法で、現在も当社のサービスの一環として活用中です。株価変動を見据え、投資先を限定せずに様々な銘柄の株を分散して買うことでリスクを小さくしようというわけです。
 
杉田 一極集中で投資すれば、外れた場合に大きな損をしてしまう。そのリスクを避けるため、ポートフォリオ分析を活用していると。
 
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日暮 そうです。昔は個人は一発勝負型の投資家が多かったのですが、銘柄が増えて株の読みが難しくなったこともあって、理論的な背景によって投資の成果がある程度想定できる投資方法が注目されてきました。ポートフォリオ分析が広まったのは1980年代だと思います。ギャンブル的に資産運用を楽しむ方も多いですし、それを否定はしませんが、私は投資で勝ち続けることはできないと思っています。ですから、講座を受けていただく方に目指してもらいたいのは、長期的に安定した勝率を実現することです。そのためには、これは私がぜひ強調したいことですが、「自ら投資判断をし、自らの責任で投資を行う」ことが絶対に欠かせません。そのサポートをするのが当社の務めです。
 
杉田 株に勝つ必勝法を教えるようなセミナーもありますが、そういう技に頼らずに投資を続けるための方法を学ばせてくれるんですね。でも、独立して、こうした事業をしようと考えたきっかけは何だったのでしょう?
 
日暮 年金制度や医療制度の先行きが不透明な時代に入り、「これからは個人の株式投資や資産運用の仕方が重要になる」と思ったことですね。