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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

パーティション業務を
ワンストップでサービス

 

小さなことに喜びを感じられる人間に

 
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石黒 私は理不尽なことを言われるとついムキになってしまうのですが(笑)、相手には相手の立場や理屈があるんですよね。
 
加藤 本当にそうですよね。ある時、お客様と「最近は暇ですね」と世間話をしていたら、それを聞いていた営業マンに言われたんです。「社長、営業は会社が暇な時こそ忙しいものです。お客様を訪問して仕事を受注しないといけないのだから」と。なるほど、立場が違えば見え方も違うのだと反省しましたよ。
 
石黒 社長に対してもきちんと意見が言えるなんて、風通しがいい組織運営ができている証拠だと思います。風通しをよくすることも、社長の務めの1つですよね。
 
加藤 ありがとうございます。あとは、お客様のニーズに応えるのがビジネスの目的なので、できるできないは別として、何でもチャレンジしてみることも心がけていることの1つです。チャレンジした結果、狙っていたようなことができず、頭を下げるのは仕方がないにしろ、チャレンジする前から「できない」と拒んでしまうようでは可能性が広がりませんからね。そういう意味では私も職人気質で負けず嫌いなんですよ。
 
石黒 負けず嫌いって、とても大事なことですよね。私も結婚するまで料理をしたことがなくて、最初はうまくいかずにとても悔しい思いをしたものです。それでも諦めずに研究を続けていった結果、今では料理関係の仕事がメインになりました。
 
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加藤 それはすごい。石黒さんはお仕事で忙しいのに、家事にも育児にも奮闘されて素晴らしいですよね。
 
石黒 忙しい中にも喜びがあるから頑張れるんだと思います。「今日、遅くなるけど晩ご飯どうする?」と子どもに聞いたら、「遅くなってもいいからママのご飯が食べたい」なんて答えが返ってくるんです。そう言われたら頑張ろうと思いますよね。それで、わずかな時間の中でおいしいものをつくろうと頑張るから料理もうまくなる(笑)。
 
加藤 なるほど。私は、志は高く持ちながらも、些細なことに対しても喜びたいと思っています。他人にとっては小さく思うようなことでも、私自身は喜びを感じられる人間でありたいのです。
 
石黒 加藤社長が何事にも喜びを感じていたら、きっと周りの人にもそれは伝播するでしょう。「こんなことで喜んでくれるなら、もっと頑張ろうかな」と思う社員だっているはずです。
 
加藤 そうだと嬉しいですね。この会社は私1人では決して成り立ちません。若手のスタッフを育成しながら、今後も全社一丸となって技術力を高め、ブランド力をつけていきたいと思っています。そして、当社にしかできないオンリーワンの商品やサービスを生み出したいですね。 
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事って恋愛と同じで、苦しい時はすごく苦しいし、嬉しい時は最高に嬉しくなりますよね。だから、人を愛することと仕事って似ている部分があるのかなと思います。好きだから悩む。でもそれはいい仕事をしたいから。そして、人が好きだからこそ、みんなでフォローしあって楽しめるんだと思います。
(加藤剛)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 有限会社サンケン配送サービス
 ■ 本社 〒123-0852 東京都足立区関原2-42-8 細川コーポレーションビル1F
 ■ 事業内容 パーティションの販売・配送・施工業務
 ■ 設立 平成15年10月
 ■ 従業員数 7名
 ■ ホームページ http://www.sanken-partition.jp