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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

「褌」新時代の専門工房
本来の快適さ活かし再生

 
 
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金澤 江戸時代まで、身分の高い人たちは別にして、庶民は肌着など着けていなかったそうです。やがて近代化の波が押し寄せる中で、洋服に合った機能を備えた肌着として考案されたのが、今日知られている褌なんですね。
 
 知りませんでした。たかだか150年の歴史だとすると、むしろ新しいくらいですね! 金澤社長から見て、褌の良さってどこにありますか?
 
金澤 洗うのも簡単、乾くのもあっという間。それに、太ももとウエストを圧迫しない、ストレスフリーなところがトランクスやブリーフとの決定的な違いですね。
 
 それはいいなぁ。サッカーをやっていると、人一倍ももが発達するので、肌着のサイズをウエストで選ぶとももが入らないし、ももに合わせるとブカブカになってしまうんですよ。
 
金澤 今回は、何よりそのことを城さんに伝えようと思っていました(笑)。お祭で穿く半股引なども同様で、日本に伝わる肌着はウエストではなく太もものサイズで考えられていて、これは他の国には見られない特徴です。サッカー選手にはうってつけですから、ぜひ一度お試しください。
 
 

体型の変化への適応や装着感の向上で現代化

 
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 先程はカラーバリエーションの豊富さに驚かされました。四谷鬼丸さんの褌には機能の面でも随所に独自の工夫が凝らされているとか。いくつかご紹介いただけますか?
 
金澤 「褌を締めてかかる」という場合の褌は正面が三角形になる六尺のことで、越中は四角い前垂れが特徴です。そして最近、通常の越中の他に「新越中280」というものを制作しました。普通は前垂れの幅が反物の幅と同じ38cmであるところを、28cmに狭くしたんです。生活様式の変化によって昔と今とでは体型も変わり、38cmのままだと横幅が余ってエプロンのようになってしまう人が多いので、前垂れの幅で現代化を表現しています。
 
 なるほど、確かに今は腰回りの細い男性が目立ちますものね。 
 
 
 
 

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